11月は心の教育推進強調月間 子の豊かな人間性育む フォーラム、研修会など開催(道・道教委 2017-10-31付)
毎年十一月に設定されている「北海道心の教育推進キャンペーン強調月間」が本年度もあすからスタートする。道、道教委、道警で構成する北海道心の教育推進会議(会長・柴田達夫教育長)が設定したもの。キャッチフレーズ「ハートに、じーん。探してごらん、やさしい気持ち。」を活用して学校、家庭、企業、団体などに呼びかけ、子どもたちの豊かな人間性を育む心の教育キャンペーンを展開。十一月に空知、宗谷の二会場で「心の教育推進フォーラム」を開くほか、十二月に札幌市内のかでる2・7で「人権教育指導者研修会」を実施するなど、本道の心の教育の推進を図っていく。
推進会議は、道、道教委、道警の三者が連携し、本道における心の教育の推進を図るため、十年五月に設置。子どもたちの生命を愛する心、他者への思いやり、社会性、倫理観、正義感、美しいものや自然に感動する心など、豊かな人間性を育む北海道における心の教育を推進している。
施策の方向性として、①北海道の特性を生かした豊かな自然体験活動など、子どもたちの体験活動をどう進めるか②家庭の教育力をどう高めていくか③社会全体のモラルの高揚を図るためにはどうすればよいか④家庭・地域社会・学校・関係機関などの相互の連携をどのように進めるか―の四テーマを設定。
毎年十一月を「北海道心の教育推進キャンペーン強調月間」に設定し、シンボルマークとキャッチフレーズ「ハートに、じーん。探してごらん、やさしい気持ち。」を活用した心の教育キャンペーンを展開している。
具体的には、子どもたちの豊かな人間性を育むため、各種広報誌などによって学校、家庭、企業や団体などに対し普及、啓発活動を実施。シンボルマーク、キャッチフレーズの利用を呼びかけるキャンペーン活動を展開している。
推進会議の事業として毎年度実施している「心の教育推進フォーラム」は、本年度は空知と宗谷で開く。空知会場は、十一月十二日午前十時からネイパル深川で「自然の中で、親子の体験の絆を深めよう!~初冬の空知でホットなアウトドア体験 親子でホッとするひとときを」をテーマに講演や体験活動を行う。
また、宗谷会場は十一月二十三日に稚内市中央図書館で開き、読書に関する講演、体験活動を実施する予定。
同じく例年実施している人権教育指導者研修会は、十二月四日午後一時十分から札幌市内のかでる2・7で開く。研修テーマは「子どもの人権を考える~学校・家庭・地域でできること」。人権教育啓発推進センター上級特別研究員・筑波大学名誉教授の福田弘氏が「子どもの人権といじめ問題」をテーマに講演するほか、ワークショップ「いじめについて考えるために」を行う。
これらの取組は、来年実施するパネル展で紹介する予定。
(道・道教委 2017-10-31付)
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