生徒指導上の諸課題調査―道内私立校　いじめ認知は微減の６２５件　不登校児童生徒１３人減２４３人

（道・道教委 2017-10-31付）

２８年度生徒指導上の諸課題に関する調査結果（道内私立学校分、クリックすると拡大表示されます）

　道は、文部科学省がまとめた二十八年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」に関して、道内私立学校分の調査結果を公表した。いじめの認知件数は十三件減の六百二十五件。このうち、高校（全日制）では百十件増の三百件、高校（通信制）では百四十二件減の百七十九件となった。不登校の児童生徒数は、小・中学校、高校（全日制）合わせて十三人減の二百四十三人。小学校、高校で減少したものの、中学校で増加した。

　調査は、暴力行為、いじめ、不登校などの状況を調査・分析し、未然防止、早期発見・早期対応につなげるため実施しているもの。

　道内私立学校分では、小学校三校、中学校十五校、高校（全日制）五十一校、高校（通信制）六校の計七十五校から、児童生徒五万一千五百五十三人を対象に調査した。

　私立小・中・高校における暴力行為の発生件数は、全校種で減少し、四十七件減の九十二件。小学校は前年度に引き続き発生していない。

　いじめの認知件数は、十三件減の六百二十五件。全体では減少したが、高校（全日制）が百十件増の三百件と増加。一方、高校（通信制）は百四十二件減の百七十九件となった。

　不登校の児童生徒数は、小・中学校、高校（全日制）合わせて十三人減の二百四十三人。小学校がゼロだったが、中学校は二十三人増の四十九人となった。

　私立高校の中途退学者数は、全日制で七十一人増の三百七十六人、通信制で百六十七人減の四百六十二人となっている。

(道・道教委 2017-10-31付)