釧路局が学習会 釧路市昭和小・学校力向上総合実践事業 道教育大・萬谷教授が講演 場面の中で英語を学ぶ(道・道教委 2017-11-02付)
約100人が参加し、講演に聞き入った
【釧路発】釧路教育局は十月二十六日、釧路市立昭和小学校(鈴木美恵校長)で学校力向上に関する総合実践事業アドバイザー派遣事業「第一回学習会」を開いた。初任段階研修(二年次研修)を兼ねて開催。初任段階研修の参加者二十八人を含む管内教育関係者約百人が参加。授業公開や講演などを通して、学校力向上に向けての取組やこれからの英語教育について理解を深めた。
昭和小は昨年度、学校力向上に関する総合実践事業の実践指定を受けた。今回は、その実践成果を各学校に還元するため、特別支援学級を含む全学級の授業を公開するとともに、事業の具体の取組事例などについて説明。また、道教育大学札幌校の萬谷隆一教授による講演を聴講した。
公開授業では、四時間目に一~三年と特別支援学級が算数、国語、自立活動を、五時間目に四~六年生が算数、外国語活動を展開。
続いて、同校の田崎博久主幹教諭が学校力向上の取組ついて報告。事業のねらいから取組内容について具体的な事例をもとに解説した。
また、「小学校英語の教科化で求められること」と題して、萬谷教授が講演。「英語学習は活動的になるので楽しいだけになりがち。児童が何を学んでいるのか、めあてを意識しながら活動することが大切」と指摘。さらに「いきなり児童に活動させることや文字だけに頼ることなく、場面の中で英語を学ぶことが肝要」と解説した。
参加者はペアで英語を話し合ったり、実際に英語活動に取り組んだりして、英語教育のねらいや指導方法などを体感した。
(道・道教委 2017-11-02付)
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