顧問・外部指導者の条件　違反行為２回で資格なし　来年４月１日から適用―道中体連

（関係団体 2017-11-07付）

　道中学校体育連盟（林原昌生会長）は、「運動部活動顧問および外部指導者の暴力・体罰・セクハラ等に対する道中学校体育連盟としての考え方」を決定した。道中体連が主催する大会での監督・引率者の条件として、部活動指導中の暴力などで懲戒処分を受けていないことを提示。該当した場合、道中体連におけるすべての役職の停止、大会における監督への登録禁止などの措置をとる。違反行為二回目で監督・引率者としての資格なしとした。来年四月一日から運用を開始する。

　日本中学校体育連盟が示した「運動部活動顧問および外部指導者等の部活動指導中における暴力・体罰・セクハラ等に対する日本中学校体育連盟としての考え」に基づき、道中体連は二日、札幌市内の道立総合体育センターで開かれた二十九年度第二回理事会で「運動部活動顧問および外部指導者の暴力・体罰・セクハラ等に対する道中学校体育連盟としての考え方」案を決定した。

　道中体連が主催する大会における監督・引率者の条件として、部活動指導中の暴力などによって、任命権者または学校設置者から懲戒処分を受けていないこと、外部指導者は暴力などによる校長からの指導措置がないことを明記。

　該当者への対応として、①道中体連におけるすべての役職の停止②道中体連主催の大会における監督、コーチ、トレーナー等への登録の禁止③複数の中学校で指導している外部指導者等は、道中体連が主催する大会におけるコーチ、トレーナー等への登録の禁止―を定めた。

　判定の開始は、当該学校の校長が該当する懲戒処分を確認した時点から。違反行為一回目については二年間が対応措置期間となる。

　なお、期間中に異動などによって勤務校や指導する部活動が変更した場合も継続する。違反行為二回で監督・引率者としての資格なしとなる。

　来年四月一日から運用を開始する予定。

(関係団体 2017-11-07付)