第6期道青少年育成審議会が初会合 審議対象事項の状況確認 条例改正素案、健全育成基本計画(道・道教委 2017-11-13付)
会長に北海学園大大学院の丸山教授を選出した
道が設置する道青少年育成審議会は九日、道庁別館で二十九年度第二回審議会を開いた。第六期審議会の初会合で、委員十三人が出席。会長に北海学園大学大学院法務研究科教授の丸山治氏を選出したほか、「道青少年健全育成条例の一部を改正する条例」素案、道青少年健全育成基本計画(どさんこユースプラン)の推進状況などに関して報告した。
本道における青少年の健全な育成を図るため、十九年度に知事の付属機関として設置。今回の審議会は第六期の初会合で、大学教授、弁護士、PTA,公募委員など十三人の委員が参加した。
開会に当たり、あいさつに立った道環境生活部くらし安全局の堀本厚局長は、スマートフォンなどの情報通信機器の普及に伴い、青少年の犯罪被害が増加している現状を懸念。通信機器へのフィルタリングに関する対策を盛り込む「道青少年健全育成条例の一部を改正する条例」素案にふれ「北海道の青少年の健全育成には様々な課題がある。きたんのない意見をいただき、力添えをお願いしたい」と述べた。
議事に入り、第六期審議会の会長として、北海学園大学大学院法務研究科教授の丸山氏を選出。副会長として、前期に続き道医療大学心理科学部准教授、臨床心理士の河合祐子氏を選んだほか、部会役員を決めた。
続いて、事務局が二十九年度有害図書類の指定状況、「道青少年健全育成条例の一部を改正する条例」素案に関して報告。無線LANなどに対応するフィルタリング有効化措置実施義務など、改正の主な内容を示した。
最後に、道青少年健全育成基本計画の推進について二十八年度の状況を報告。「小・中学生の朝食摂取の状況」では小学校八四・九%、中学校八一・八%となったこと、「インターンシップの実施状況」では、二十九年度の目標値である五〇%を上回る六四・二%を達成したことなどを伝えた。
次回審議会は、来年三月以降に開く予定。
(道・道教委 2017-11-13付)
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