旭川美術館　プレミアム・コレクション開催　開館３５周年記念し特別展　“木の造形”を中心に　３０年１月１４日まで

（道・道教委 2017-11-13付）

来訪者は同館選りすぐりの作品を堪能していた

　【旭川発】道立旭川美術館は、特別展「開館三十五周年記念　プレミアム・コレクション」を開催している。同館が三十五年にわたり収集してきた六百八十六点のコレクションから「木の造形」を中心に選りすぐりの作品を紹介。三十年一月十四日まで。

　同館のコレクションの柱は「木の造形」。大雪山系の豊かな森を背景に木工産業の盛んなエリアにちなんだテーマで、作品は工芸や家具、彫刻など二百三十二点に及び、中原悌二郎賞や平櫛田中賞の受賞作家の作品も多く収蔵している。

　また、抽象絵画のパイオニアで旭川生まれの難波田龍起の絵画をはじめとする「道北の美術」も柱とし、絵画、彫刻、工芸などの多彩な作品を出展している。

　四日に同館で行われた開会セレモニーでは、菅沼肇館長があいさつ。「コレクションの魅力を地域でじっくり味わう、プレミアムな展覧会を堪能してほしい」と呼びかけた。

　続いて、日本画家・福井爽人氏をはじめ、旭川美術振興会の杉山信治会長、北海道新聞の小林亨旭川支社長、道教育大学旭川校の南部正人教授、同館ボランティア常盤会の大石志乃婦代表、菅沼館長がテープカットを行った。

　このあと、来館者は作品を鑑賞。木のぬくもりにあふれた作品を堪能した。

　観覧料は一般五百十円、高大生三百円、中学生以下と六十五歳以上無料（土曜日は高校生無料）。

◆同時開催北の美術セレクション

　常設展「ＨＯＫＫＡＩＤＯ　北の美術セレクション」を同時開催しており、因藤壽、木原康行、難波田龍起、小野州一、福井爽人ら、道北ゆかりの作家の作品を紹介している。三十年三月三十一日まで。

　観覧料は一般二百六十円、高大生百五十円、中学生以下と六十五歳以上無料（土曜日は高校生無料）。

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４日に開いたセレモニーでは、菅沼館長らがテープカットを行った

(道・道教委 2017-11-13付)