道教育推進会議―第６期最終会合　長期総計素案の修正案確認　教育長がこれまでの審議に謝意

（道・道教委 2017-11-17付）

第５次道教育長期総合計画素案の修正案を最終確認した

　道教育推進会議（小内透会長）は十五日、道庁別館で第六期第十一回会議を開いた。第六期最後の会議で、パブリックコメントの意見などを反映させた第五次道教育長期総合計画（仮称・新しい教育計画）素案の修正案を示したほか、「道総合教育大綱」と「これからの高校づくりに関する指針」素案概要について報告。柴田達夫教育長は第六期委員のこれまでの審議に感謝の言葉を述べ「皆さんの貴重な意見をこれからの施策に反映させたい」と述べた。

　道教委の附属機関である道教育推進会議は、条例に基づき、道教委の管理・執行状況の点検・評価、諮問に応じて基本的な計画の策定・変更に関する調査審議を所掌している。

　第六期会議では、教育長の諮問を受け、三十年度から五年間を計画期間とする第五次道教育長期総合計画の策定に向けた審議を進めていた。

　第六期の最後の会議となった十五日の第十一回会議には、九人の委員が出席した。

　議事に入り、事務局が道総合教育大綱について報告。基本理念、「ふるさと北海道への愛を育む」など五つの基本方針や施策体系などについて説明した。

　続いて、名子学教育政策課長が、パブリックコメントの意見などを反映させた第五次道教育長期総合計画素案の修正案を説明。外部人材の活用や英会話に挑戦する機会拡大に関する追加記述などの内容を伝えた。

　また、新しい高校づくり推進室の相馬哲也参事（改革推進）が「これからの高校づくりに関する指針」素案の概要を示し、一人ひとりの社会的・職業的自立に向けた能力や態度を育む「新たな特色ある高校」などに関して説明した。

　最後に各委員があいさつ。四期八年務めた小内会長は「現場の先生、関係者、保護者が意欲をもって教育に携わる視点をもつことができる評価の手法が重要」とし、学校現場を訪れ、視野を広げる大切さを伝えた。

　柴田教育長は、委員のこれまでの審議に感謝の言葉を述べ、新しい教育計画について「これからの北海道の教育行政を進める大きな柱となる。一方、現場でしっかりと実現することが、これからの我々の大きな使命だと思っている。皆さんの貴重な意見を今後の施策に反映させたい」と述べた。

(道・道教委 2017-11-17付)