第４回道いじめ問題審議会　基本方針改訂素案を協議　こどもサミットの意見反映

（道・道教委 2017-11-17付）

どさんこ☆こども全道サミット参加者の意見などを反映させた道いじめ防止基本方針改定素案を示した

　二十九年度第四回道いじめ問題審議会（宮崎隆志会長）が十六日、札幌市内のかでる２・７で開かれた。二十九年度「どさんこ☆こども全道サミット」の参加者の意見等を反映させた道いじめ防止基本方針改訂素案を示し、内容を協議。道教委は、十二月に「道いじめ防止基本方針」改訂素案のパブリックコメントを実施し、年度内の策定を目指して準備を進めていく。

　はじめに、事務局から二十八年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果を報告。暴力行為の発生件数、いじめの認知件数、不登校の状況などを伝えた。

　続いて、二十九年度どさんこ☆こども全道サミットの参加者および道（地域）いじめ問題対策連絡協議会からの意見を反映させた「道いじめ防止基本方針」改訂素案について説明。

　各意見を反映し、学校いじめ防止基本方針策定に関してはアンケートや協議の場を設ける、児童生徒が分かりやすい基本方針となるよう努める、周知に向けた学校だよりの記載・配布など、追加・修正内容を示した。

　委員からは「個々の児童生徒の性格や行動が把握することで教育は充実する。アンケートで関係児童生徒の状況を把握し、実質的な相談窓口があれば、児童生徒は安心して学校に通える」との意見が出た。

　今後、改訂素案を追加修正し、議会議論などを経て、十二月にパブリックコメントを実施する予定。来年一月の第五回審議会で、改訂案を審議する。

(道・道教委 2017-11-17付)