【解説】11月末の少年非行等概況―道警(解説 2017-12-26付)
道警本部は、ことし十一月末現在の少年非行等の概況をまとめた。
検挙・補導された非行少年は一千二百九十九人(うち女子二百二十人)で、対前年同期比三十人、二・三%減少した。内訳は、刑法犯少年が十一人、〇・九%増の一千百七十五人、特別法犯少年が四十二人、二五・六%減の百二十二人、ぐ犯少年が倍増の二人。
非行少年には該当しないが、飲酒や喫煙、深夜はいかいなどを行った不良行為少年は一千二百五十五人、九・〇%増の一万五千二百三人だった。
刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が六十六人増の七百七十二人で全体の六五・七%。その手口別では、万引が六十四人増の五百五十人で、七一・二%と最も高い割合を占めた。学職別では、高校生が三十七人減の三百人で全体の二五・五%と最も多く、次いで、中学生が一人減の二百八十九人、二四・六%、小学生が六十六人増の二百八十六人、二四・三%など。
特別法犯の法令別内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が二十一人減の三十四人、軽犯罪法が増減なしの十三人など。
薬物乱用少年は三人で、二人、四〇・〇%減少した。
少年の福祉を害する福祉犯の検挙数は十二人、四・三%増の二百八十八人。内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が三人増の百二十五人、道育成条例が二十八人増の百十一人など。
福祉犯の被害少年は三十四人増の百九十九人。そのうち、児童買春・児童ポルノ禁止法が二十人増の九十一人、道育成条例が十二人増の六十四人など。児童生徒学生が百六十六人と、全体の八三・四%を占めた。
出会い系サイトとコミュニティサイトの利用に起因する福祉犯の被害少年は百一人で、三十六人、五五・四%増加した。
(解説 2017-12-26付)
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