【解説】外国人留学生の受入状況

（解説 2018-01-12付）

　日本学生支援機構は、二十九年度外国人留学生在籍状況調査などの結果をまとめた。

　国内の高等教育機関等における外国人留学生（在留資格「留学」で滞在している外国人学生）の在籍状況などを把握し、留学生施策に関する基礎資料を得ることを目的に、毎年調査しているもの。

　二十九年度外国人留学生在籍状況（五月一日現在）をみると、外国人留学生数は二十六万七千四十二人。前年同期と比べ二万七千七百五十五人（一一・六％）増加した。

　このうち、高等教育機関に在籍する留学生は十八万八千三百八十四人、日本語教育機関に在籍する留学生は七万八千六百五十八人。

　出身国（地域）別では、中国が十万七千二百六十人と最も多く、以下、ベトナム、ネパール、韓国、台湾などだった。

　九～十月ころに来日する外国人留学生が多いことを踏まえ、二十八年度中（二十八年四月一日～二十九年三月三十一日）に国内の高等教育機関、日本語教育機関に在籍する留学生数を把握する外国人留学生年間受入状況調査も実施した。

　外国人留学生数は二十九万九千七百四十二人。二十七年度と比較すると三万四千四百八十八人（一三・〇％）増えた。

　出身国（地域）別では、こちらも中国が十二万二千九百二十九人で最も多く、以下、ベトナム、ネパール、韓国、台湾など。

　このほか、在留資格「留学」ではなく、短期教育プログラムによって二十八年度中に受け入れた外国人学生数は一万六千八百十三人で、二十七年度に比べ一千七百九十八人（一二・〇％）増えた。

　出身国（地域）別では、中国の三千七百七十七人をはじめ、韓国、アメリカ合衆国、台湾、タイの順で多かった。

(解説 2018-01-12付)