道教委の柴田教育長が年頭あいさつ 自信もって取組進めて(道・道教委 2018-01-11付)
道教委の柴田達夫教育長は四日、仕事始めに当たって、道庁別館で幹部職員を前にあいさつした。新しい時代に求められる「生きる力」の育成に向け、学びの質を一層高め、子ども一人ひとりに確実に身に付けさせていく必要性を提示。「社会との関連の中で問題を解決していく能力の向上」「異文化理解と合わせた外国語によるコミュニケーション能力の向上」「情報や情報通信技術の活用力の向上」の重要性を挙げ、少子高齢化や地方創生などの課題解決への貢献を認識して教育施策を展開していく考えを述べた。
柴田教育長は、アメリカのIT企業で体系化された「二十一世紀型スキル」と日本の教育が育む「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」などを比較し、大きな差異はないことを指摘。「グローバル社会を生き抜くために必要とされる資質・能力は、まさに、皆さんが取り組んでいる“生きる力”の育成を通じて育まれる。自信をもってこれまでの取組を進めてほしい」と呼びかけた。
その上で、今後学びの質を一層高め、子どもたち一人ひとりに確実に身につけさせることが必要になるとし、特に、①社会との関連の中で問題を解決していく能力の向上②異文化理解と合わせた外国語によるコミュニケーション能力の向上③情報や情報通信技術の活用力の向上―の三点の重要性を提示。「こうした視点から、より一層教育の充実を図るとともに、直面する少子高齢化や地方創生といった課題解決に向け、教育としてどう貢献していくかを十分認識して、施策を展開していきたい」と語った。
最後に、三月に策定予定の新しい教育計画をはじめとする各種計画、方針を踏まえ「本道教育のさらなる発展に向けて、勤勉に努力し、一歩一歩前進する一年にしていきたい」と述べた。
(道・道教委 2018-01-11付)
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