管内ミドルリーダー女性教員研修会―十勝局初開催　教育の発展・充実目指す　「環境づくり」テーマに意見交換

（道・道教委 2018-01-19付）

グループごとに活発に意見を交わした

　【帯広発】十勝教育局は十日、幕別町内の十勝教育研修センターで管内ミドルリーダー女性教員研修会を開いた。女性教員を対象として開くのは初めて。管内の小・中学校から三十人が参加。五グループに分かれ意見交換し、ミドルリーダとしての役割を確認するとともに、自校の教育活動の発展・充実に向け研鑚を積んだ。

　研修会は、組織的な学校運営を推進する上でのミドルリーダーの役割を踏まえ、組織マネジメントの在り方、ワークライフバランスに配慮した学校運営へのかかわりについて意見交換を行い、教員としてのキャリアアップと自校の教育活動の改善充実に資することが目的。この日は、管内小・中学校の女性教諭三十人が参加した。

　冒頭、竹林亨局長があいさつ。研修会の趣旨を説明した上で「世界的にも女性が活躍しやすい社会環境を整えることが大きな社会発展につながる」と強調。「研修会を通して、女性が学校運営に一層関与していくための環境づくりには何が必要か、きたんのない意見を聞かせていただきたい」と呼びかけた。

　引き続き、共通テーマ「女性が活躍しやすい社会環境や、さらに学校運営に関与していけるような環境づくりについて」のもと、グループごとに「思いを共有するための時間の確保」や「職場の雰囲気づくり」などについて意見を交換。参加者からは「チームで助け合うことのできる学校体制づくりが必要」「個人がスキルアップして横のつながりを広げていくことが大切」などの意見が挙がったほか、「同じ立場の教諭と話し合うことで多様な考えにふれることができ、自分の視野が広がった」「見通しをもって仕事に取り組む重要性を再認識した」などの感想が寄せられた。

(道・道教委 2018-01-19付)