キャリア教育で新規事業を計画―道教委　学校がプラン作成・提案　地域の課題解決へ生徒参画

（道・道教委 2018-02-08付）

　道教委は、キャリア教育に関する新規事業の実施を計画している。六日に道庁別館で開いた二十九年度第四回全道代表高校長研究協議会で、北村善春学校教育局長が知事部局と連携して事業実施を要望していることを説明したもの。新規事業は、学校と自治体・企業などが協働し、地域の喫緊の課題解決のための研究テーマを設定。生徒が当事者意識をもって、地域とともに課題解決に取り組む。学校が主体的に計画したプランを提案し、道教委と知事部局が審査、決定する形で実施する考え。

　研究協議会には、道高校長協会の本部役員・部会長や、各管内の代表高校長など二十九人が参加。本道の高校教育に関する諸課題について研究協議を行った。

　開会式であいさつに立った北村学校教育局長は、①キャリア教育の充実②いじめ問題への対応③学校における働き方改革―にふれた。

◆知事部局と連携

　①のキャリア教育については「学校と地元の自治体や企業等とが協働して、地域の喫緊の課題を解決するための研究テーマを設定し、生徒が当事者意識をもちながら、地域とともに解決に取り組む新規事業を現在、知事部局と連携して要望している」ことを明らかにした。

　この事業は、学校が主体的に計画したプランを提案し、道教委と知事部局とが審査、決定して実施する考え。

　北村学校教育局長は、事業実現の際には、積極的に活用するよう呼びかけた。

(道・道教委 2018-02-08付)