旭川市内２社と協定締結　道家庭教育サポート企業―上川局

（道・道教委 2018-02-09付）

中島局長と廣野組の中谷社長（右）

　【旭川発】上川教育局は六日、管内企業二社と道家庭教育サポート企業等制度の協定を結んだ。当日、中島康則局長らが旭川市内で建設業を営む㈱廣野組（中谷登社長）、福祉施設を運営する㈱至誠（高橋一美社長）を訪問。職場体験等の受け入れや、従業員に対する家庭教育の意識啓発を要請した。今回で管内の締結企業は百七十七社となる。

　当日、中島局長と社会教育指導班の尾中康裕主査、佐々木直人社会教育主事が両社を訪問。代表者と協定書に調印し、今後は職場体験や職場見学の受け入れ、生活習慣の改善など従業員に対する家庭教育の意識啓発に取り組むことを申し合わせた。

　中高生などを対象とした職場体験の受け入れを積極的に進める廣野組の中谷社長は、建設業の担い手不足解消のためにも、家庭教育の必要性を指摘。協定締結後も家庭教育も含め「一生懸命取り組んでいきたい」と述べた。

　至誠は、高大生を対象に労働の意義を考えてもらう機会として、職業体験や職場見学を実施している。また、従業員の家庭における早寝早起き、朝ごはんを奨励し、生活リズムの向上を呼びかけている。高橋社長は「地域の子どもたちを企業も一体となって育てていかなければ」と今後も継続的に従業員たちと積極的に取組を進めていく考えを話していた。

　中島局長は両社に「子どもたちのために、家庭を巻き込み、できることから取り組んでほしい」と話すとともに、意識啓発を図るよう求めた。

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中島局長と至誠の高橋社長（左）

(道・道教委 2018-02-09付)