十勝局　ミドルリーダー女性教員研修会　特別支援教育の在り方模索

（道・道教委 2018-02-15付）

１２人が参加し、自校の教育活動の充実を目指して研鑚を積んだ

　【帯広発】十勝教育局は七日、帯広養護学校で管内ミドルリーダー女性教員研修会を開いた。同校の岩橋亜矢教頭が講義したほか、学校施設見学や日々の実践内容などについて意見交換。教諭十二人が参加し、ミドルリーダーとしての役割などについて理解を深めた。

　研修会は、学校運営に主体的にかかわり、同僚教員と協働して教育活動を改善・充実できる資質や能力の向上を図ることが目的。管内の道立高校、特別支援学校の女性教諭十二人が参加した。

　冒頭、笠嶋真志企画総務課長があいさつ。社会において、女性が活躍しやすい環境を整える必要性を強調した上で「研修会を通して、女性が一層学校運営に関与するための環境づくりには何が必要かなどについて、きたんのない意見をいただきたい」と呼びかけた。

　引き続き、岩橋教頭が「特別な支援を要する児童生徒への対応について」をテーマに講義した。

　岩橋教頭は、特別支援教育に求められることとして「一人ひとりのニーズに応じた指導・支援・配慮」を挙げ「誰に対しても同じ支援をするのではなく、一人ひとりに必要な支援をすることが大切」と強調。児童・生徒一人ひとりのスタートとゴールを見極めて、集団における支援と個別の支援を実施するよう呼びかけた。

また、様々な事例をもとに、特別支援学級における学級経営や特別支援教育における授業づくりの在り方などについて説明した。

　講義後には、同校の施設や授業を見学をしたほか、日々の授業実践などについて意見交換。参加者は、ミドルリーダーとしての役割を確認するとともに、自校の教育活動の充実に向けて活発に意見を交わした。

(道・道教委 2018-02-15付)