【解説】インターンシップ等実施状況
(解説 2018-02-21付)

 国立教育政策研究所は、全国の国公私立中・高校における二十八年度職場体験・インターンシップ実施状況等をまとめた。

 公立中学校九千四百七十二校中、職場体験を実施したのは九千二百九十四校。実施率は九八・一%で、前年度を〇・二ポイント下回った。

 職場体験を実施する主たる学年は、二年生が八四・〇%、三年生が八・五%、一年生が六・四%。

 主たる学年における実施期間は、「三日」三八・一%、「二日」三二・三%など。教育課程への位置付け(複数回答)は「総合的な学習の時間で実施」七七・七%など。事前指導にかける時間は「六~十時間」四六・一%、事後指導にかける時間は「一~五時間」五六・〇%がそれぞれ最も多かった。

 国立中学校は四・〇ポイント増の六四・〇%、私立中学校は〇・九ポイント減の三〇・四%で行った。

 札幌市を除く北海道は公立中学校五百五校中五百一校、九九・二%、札幌市は百校中九十七校、九七・〇%が実施した。

 公立高校(全日制・定時制)は、四千六十九校中、インターンシップを学校単位で実施したのは三千四百六校、実施率は、一・九ポイント増の八三・七%。学科別では、農業科など職業に関する学科が八八・一%、普通科が七八・〇%、総合学科が九二・三%など。

 インターンシップの教育課程への位置付け(複数回答)は、「現場実習等教科・科目」が一四・〇%、学校外における学修」が一〇・八%など。四九・二%は教育課程に位置付けずに実施した。

 「在学中に一回でも体験した生徒の割合」は、全体で二・二ポイント増の三四・四%。普通科は一・九ポイント増の二二・〇%、職業に関する学科は二・七ポイント増の六八・〇%だった。

(解説 2018-02-21付)

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