【解説】1月末の少年非行等概況―道警(解説 2018-02-26付)
道警本部は、一月末現在の少年非行等の概況を取りまとめた。
非行少年は七十人(うち女子二十人)で、前年同期比四十二人、三七・五%減少した。過去五年間では、二十八年の七十一人を下回り、最も少なかった。
非行少年の内訳は、刑法犯少年が四十五人、四二・九%減の六十人、特別法犯少年が三人、四二・九%増の十人。ぐ犯少年は、前年同期と同じくゼロ。
非行少年には該当しないが、飲酒や喫煙、深夜はいかいなどを行った不良行為少年は百五十五人、三九・八%増の五百四十四人だった。
刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が十九人減の四十七人で、全体の七八・三%を占めた。その手口別では、万引が十九人減の三十二人、六八・一%と最も高い割合だった。学職別では、高校生が五人増の二十四人、四〇・〇%と最多。次いで、中学生が二十人減の十三人、二一・七%、小学生が二十六人減の十人、一六・七%など。
特別法犯少年を法令別にみると、児童買春・児童ポルノ禁止法が増減なしの二人、道育成条例が一人増の二人。また、売春防止法が前年同期のゼロに対し二人だった。
薬物乱用少年は、前年同期のゼロに対し、ことしは一人(中学生)。
少年の福祉を害する福祉犯の検挙人員は九人減の十二人。内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法と道育成条例がいずれも三人減の六人。
福祉犯の被害少年は三十三人増の四十七人。児童買春・児童ポルノ禁止法が三十四人増の四十一人とほとんどを占めた。また、児童生徒学生が全体の九五・七%の四十五人だった。
出会い系サイトとコミュニティサイトの利用に起因する福祉犯の被害少年は増減なしの七人だった。
(解説 2018-02-26付)
その他の記事( 解説)
【解説】いじめなどの相談体制
文部科学省が設置したSNSを活用したいじめなどに関する相談体制の構築にかかるワーキンググループは「SNS等を活用した相談体制の構築に関する当面の考え方(最終報告案)」をまとめた。 文科...(2018-03-05) 全て読む
【解説】青少年のネット利用環境
内閣府は、二十九年度青少年のインターネット利用環境実態調査結果の速報値を公表した。 満十~十七歳の青少年五千人、その保護者(同居)五千人を対象に昨年十一~十二月に実施。青少年三千二百八...(2018-03-02) 全て読む
【解説】管理職に求められる資質・能力
道教委は、「管理職に求められる資質・能力」に関するアンケート結果をまとめた。北海道における教員育成指標を踏まえ、管理職を計画的に育成するための「管理職の育成指標」の作成に向けて実施したもの...(2018-03-01) 全て読む
【解説】子どもに対する前兆事案―1月末
道警本部は、一月末現在における子どもに対する前兆事案の届出受理状況をまとめた。前年同期比九件増の四十八件を受理した。 前兆事案とは、子ども(十三歳未満)を対象とする性犯罪などの前兆とみ...(2018-02-28) 全て読む
【解説】教員採用選考の実施方法
文部科学省は、各都道府県・指定都市教委などが実施した三十年度公立学校教員採用選考試験の実施方法を取りまとめた。 教員採用の改善に資するため、四十七都道府県・二十指定都市・大阪府豊能地区...(2018-02-27) 全て読む
【解説】学校における働き方改革
文部科学省の九日付通知「学校における働き方改革に関する緊急対策の策定ならびに学校における業務改善および勤務時間管理等にかかる取組の徹底」では、学校における業務改善などに関して教育委員会が取...(2018-02-23) 全て読む
【解説】公立高校等の卒業式
道教委は、道内公立高校等の二十九年度卒業式の状況(一日現在)をまとめた。 卒業式を実施する公立高校等(中等教育学校を含む)は二百三十三校。 三月一日に実施する学校は、全日制・定時制...(2018-02-22) 全て読む
【解説】インターンシップ等実施状況
国立教育政策研究所は、全国の国公私立中・高校における二十八年度職場体験・インターンシップ実施状況等をまとめた。 公立中学校九千四百七十二校中、職場体験を実施したのは九千二百九十四校。実...(2018-02-21) 全て読む
【解説】高卒者の就職内定状況―文科省調査
文部科学省は、三十年三月高校卒業予定者の就職内定状況(二十九年十二月末現在)をまとめた。 高校生の就職問題に適切に対応する参考資料を得るため、高卒予定者の就職内定状況を十月末現在、十二...(2018-02-20) 全て読む
【解説】新たな危機事象への対応
文部科学省は、改訂作業を進めている『学校の危機管理マニュアル作成の手引』のうち、弾道ミサイル発射などの「新たな危機事象への対応」を公表した。 手引は改訂作業中だが、弾道ミサイル発射など...(2018-02-19) 全て読む