【解説】公立高校等の卒業式

（解説 2018-02-22付）

　道教委は、道内公立高校等の二十九年度卒業式の状況（一日現在）をまとめた。

　卒業式を実施する公立高校等（中等教育学校を含む）は二百三十三校。

　三月一日に実施する学校は、全日制・定時制併置校三十二校、全日制単置校百八十八校、定時制単置校七校、定時制単位制二校、中等教育学校二校の計二百三十一校。同じく三日、十八日、二十三日に実施する学校は各一校。有朋高校が重複し、合計が一校多い。

　卒業予定者数は、全日制課程が三万五百三十一人（二十八年度三万一千九百十八人）、定時制課程が五百九十五人（同五百七十八人）、通信制課程が三百三十五人（同四百六十四人）、定時制単位制が二百六十六人（同三百二十二人）、中等教育学校が二百二十七人（同七十五人）の計三万一千九百五十四人（同三万三千三百五十七人）。

　市立札幌開成中等教育学校は、第一回卒業式を挙行し、初めての卒業生を送り出す。帯広農業高校は、課程の転換などによって、定時制最後の卒業式を行う。

　閉校となるため、最後の卒業式を行うのは、小樽工業高校、旭川東栄高校、留萌千望高校、小清水高校の四校。

　天売高校定時制は卒業生がいない。

　特色のある卒業式をみると、三笠高校は卒業式の席上、調理師免許・製菓衛生師免許を授与する。小清水高校は、教職員と保護者が送辞、卒業生全員が答辞を行う。阿寒高校は、卒業式の様子をビデオ撮影し、会場のプロジェクターに投影。別海高校は、校歌の演奏や卒業証書授与時のＢＧＭを在校生有志が生演奏する。中標津農業高校は、在校生が栽培した鉢花を式場や控室などに飾る。また、市立札幌開成中等教育は、卒業生の名前を読み上げるのではなく、本人が自ら名乗り、決意表明する。

(解説 2018-02-22付)