道教委・ＪＡ・コンサ・道教育大　子ども食堂支援へ連携　３０年度から３ヵ年計画で

（道・道教委 2018-03-14付）

　道教委、ＪＡグループ北海道、㈱コンサドーレ、道教育大学は、三十年度から三ヵ年計画で子ども食堂を支援する連携活動に取り組む。それぞれ「徳育」「食育（食農教育）」「体育」「知育」を担当し、四者の総合力を生かした活動を展開。三十年度は、子ども食堂の実態把握や調査研究、連携活動のほか、四者連携の支援マニュアルを整理し、モデルとなる子ども食堂を選定する予定。

　道教委、ＪＡグループ北海道、コンサドーレ、道教育大の四者は二十三年十月、北海道の子どもたちの健全な育成を図るため、各分野における協力を深める相互協力協定を締結。学力・体力向上、食育の推進、人的資源・施設の相互利用に関する協力を進めてきた。

　三十年度からは新たに、行き場のない子どものための居場所と学びの場として増加している子ども食堂の運営主体をサポートする連携活動を開始する。

　四者の役割分担として、道教委が「徳育」を担当し、早寝早起き朝ごはんなど、健全な成長のための情操教育に必要な情報・材料を提供。「食育（食農教育）」を担当するＪＡグループ北海道が地場産食材の提供、食と栄養・健康・農業に関する出前授業を行う。

　「体育」担当のコンサドーレは、サッカーを通してスポーツの楽しさを伝えるとともに、体力づくりや仲間づくりを進め、「知育」担当の道教育大が子どもたちへの学習支援、料理のレシピ開発、調理補助を担当するなど、四者の総合力を生かした活動に取り組む。

　三十年度は、子ども食堂の実態把握や調査研究、連携活動に取り組む。また、四者連携の支援マニュアルを整理し、モデルとなる子ども食堂を選定する見通し。

　計画の最終年度となる三十二年度に三年間の連携活動を総括する『活動報告書』を作成。道民を対象とする発表会を開く予定。

(道・道教委 2018-03-14付)