小清水高の閉校で小清水町教委　新年度から高校通学を支援　オホーツク東学区対象

（市町村 2018-03-15付）

　【網走発】小清水町教委は、小清水高校の閉校に伴い、新年度から高校通学支援事業を実施する。オホーツク東学区の高校に通学する生徒の通学費の一部を助成し、保護者の経済的負担の軽減などを図る。

　本年度で町内唯一の高校・小清水高が閉校し、生徒は町外の高校に進学せざるを得ない状況となった。そのため、通学にかかる保護者の経済的負担を軽減し、教育機会の均等を図ることを目的に通学費を助成する。

　対象は、小清水町からオホーツク東学区（網走南ヶ丘、網走桂陽、女満別、東藻琴、斜里、清里）の高校に通学する生徒の保護者など。通学定期券を購入して通学する場合には月額五千円を超えた額、自家用車の送迎によって通学する場合には月額五千円を助成する。公共交通機関を利用する生徒で通学定期券を購入しない場合や、自家用車の運転手が通学距離に相当する分の通勤手当などの金銭の給付などを受けている場合、他市町村の助成制度などの対象となる場合は対象外となる。

　交付申請については、毎年七月末までに申請書と必要書類（公共交通機関利用の場合は通学定期券の写しおよび領収証、自家用車利用の場合は在学証明書）を町教委に提出することとなっている。公共交通機関利用の場合は、定期券購入ごとに該当月の必要書類を添付し、購入月の翌月まで請求を受け付ける。

　助成金の支払いは、公共交通機関利用の場合は請求月の翌月、自家用車利用の場合は九月と三月に行われる。

(市町村 2018-03-15付)