【解説】大卒の就職内定率―2月1日現在
(解説 2018-03-20付)

 文部科学省と厚生労働省は、三十年三月大学等卒業予定者の就職内定状況(二月一日現在)をまとめた。大学生の就職内定率は、前年同期比〇・六ポイント増の九一・二%で、この時期としては九年三月卒の調査開始以来、過去最高となった。

 調査は、設置者・地域の別などを考慮し、国立大学二十一校、公立大学三校、私立大学三十八校、短期大学二十校、高等専門学校十校、専修学校専門課程二十校の計百十二校を抽出して実施。対象者数は六千二百五十人(短期大学は女子のみ、高等専門学校は男子のみを抽出)。

 調査結果をみると、大学の就職内定率は、〇・六ポイント増の九一・二%で、この時期としては調査開始以来の最高となった。

 このうち、国公立大学は〇・九ポイント増の九一・八%、私立大学は〇・六ポイント増の九一・一%。男女別では、男子が一・一ポイント増の八九・九%、女子が増減なしの九二・八%。文系・理系別では、文系が〇・七ポイント増の九一・〇%、理系が〇・三ポイント増の九二・四%。

 地域別では、中部が一・五ポイント増の九三・〇%で最も高く、以下、関東が〇・五ポイント増の九二・四%、近畿が〇・三ポイント増の九二・二%、北海道・東北が〇・五ポイント増の九〇・二%、九州が二・二ポイント増の八九・〇%、中国・四国が二・〇ポイント減の八四・〇%。

 短期大学は一・四ポイント増の八九・九%、高等専門学校は増減なしの九九・六%、専修学校専門課程は一・一ポイント増の八五・六%。

 大学等(大学、短期大学、高等専門学校)全体では、〇・七ポイント増の九一・六%。これに専修学校専門課程を含めた総計は、〇・八ポイント増の九一・〇%だった。

(解説 2018-03-20付)

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