【解説】公立小・中学校の女性管理職

（解説 2018-03-26付）

　道教委は、三十年度公立小・中学校等における女性管理職の状況をまとめた。

　校長・教頭を合わせた総数は五十四人減の二千五百五十三人で、そのうち、女性管理職は十一人増の二百三十四人。女性の比率は九・二％で、〇・六ポイント増加した。

　管内別では、留萌が総数五十二人に対し、女性管理職が七人、女性比率が一三・五％と全道で最も比率が高かった。以下、釧路が二十二人で一二・四％、上川が四十三人で一二・二％など。

　女性の昇任・採用者数は三十九人で八人減少。管内別では、十勝が九人、上川が六人、石狩と渡島がそれぞれ五人など。

　校長は、総数が二十六人減の一千二百七十四人。そのうち、女性校長は四人減の九十九人、女性比率は〇・二ポイント減の七・八％だった。

　管内別では、釧路が総数八十八人に対し、女性校長は十一人で、女性比率は一二・五％と全道で最も高かった。そのほか、上川が二十一人で一二・〇％、石狩が十人で九・八％、渡島が十二人で九・三％などとなった。

　校長採用者数は八人減の十三人。石狩が四人、上川と十勝が三人、渡島が二人、後志が一人だった。

　副校長の女性管理職はゼロ。

　教頭は、総数が二十九人減の一千二百七十八人。女性教頭は十五人増の百三十五人で、女性比率は一・四ポイント増の一〇・六％。

　管内別にみると、留萌が総数二十五人に対し、女性教頭が五人で、女性比率が二〇・〇％と最も高い。以下、渡島が十七人で一三・二％、釧路が十一人で一二・五％など。

　教頭昇任者数は増減なしの二十六人。十勝が六人、空知が四人、渡島・上川・オホーツクが三人、根室が二人、石狩・後志・胆振・宗谷・釧路が一人だった。

(解説 2018-03-26付)