【解説】2月末の少年非行等概況―道警
(解説 2018-03-30付)

 道警本部は、二月末現在の少年非行等の概況を取りまとめた。

 非行少年は百五十三人(うち女子四十人)で、前年同期比三十八人、一九・九%減少した。内訳は、刑法犯少年が三十四人、一九・八%減の百三十八人、特別法犯少年が四人、二一・一%減の十五人。ぐ犯少年は前年同期と同じくゼロ。

 非行少年には該当しないが、飲酒や喫煙、深夜はいかいなどを行った不良行為少年は一千百二人。百七十三人、一八・六%増加した。

 刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が八人減の九十五人で、全体の六八・八%を占めた。その手口別では、万引が十七人減の六十二人、六五・三%と最も高い割合を占めた。

 学職別では、高校生が十七人増の五十人、三六・二%と最多。小学生と中学生は、ともに二十七人、一九・六%。小学生は二十四人、中学生は三十一人減少した。

 また、刑法犯の再犯者率は二九・〇%で、前年同期を一〇・八ポイント上回った。

 特別法犯少年を法令別にみると、児童買春・児童ポルノ禁止法が五人減の四人、道育成条例が二人増の三人、売春防止法が増減なしの二人など。

 薬物乱用少年は、前年のゼロに対し、一人だった。

 少年の福祉を害する福祉犯の検挙人員は十四人減の三十一人。内訳は、道育成条例が増減なしの十五人、児童買春・児童ポルノ禁止法が十四人減の十三人などとなった。

 福祉犯の被害少年は三十三人増の六十人。児童買春・児童ポルノ禁止法が二十九人増の四十六人とほとんどを占め、道育成条例は二人増の十一人。また、児童生徒学生が五十七人で、全体の九五・〇%を占めた。

 出会い系サイトとコミュニティサイトの利用に起因する福祉犯の被害少年は三人減の十四人だった。

(解説 2018-03-30付)

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