十勝局が未来創造授業成果報告 将来に向けて意欲醸成 実施校増へ一層の周知要請(道・道教委 2018-03-30付)
未来創造授業が多くの学校で実施されるよう協力を呼びかけた
【帯広発】十勝教育局は二十七日、帯広市立柏小学校(大場渉校長)で二十九年度未来創造授業の成果報告を行った。佐藤育子教育支援課長と義務教育指導班の山田圭介指導主事が同校を訪問。本年度における取組成果を伝えたほか、実施校の増加に向け各学校に周知するよう要請した。これを受け、大場校長は「子どもたちが将来の夢に向かって努力する意欲を醸成できるよい取組なので、中学校、高校だけではなく小学校に対しても行ってほしい」と返答した。
未来創造授業は、様々な分野で活躍する人を講師として学校に派遣し、職業講話や演習などを通して、子どもたちの将来の夢や希望を広げることを目的に二十六年度から行っているもの。二十九年度は十勝教育局を中心に帯広青年会議所と連携して展開した。
この日は、佐藤教育支援課長と山田指導主事が柏小を訪問。帯広市校長会の会長を務める大場校長に対して、二十九年度における未来創造授業の取組内容やその成果を報告した。
佐藤教育支援課長が授業実施の趣旨を説明したあと、山田指導主事が実施校の生徒を対象に行ったアンケート結果を報告。「自分の将来について考えるきっかけになった」「働くことは誰かのためになり、社会に役立つことだと気づいた」などの項目で、八割以上の生徒が肯定的に回答していたことを伝えた。
結果を踏まえ、佐藤課長は「子どもたちのキャリア教育推進に向け、未来創造授業を実施する学校が少しでも増えるよう校長会を通して各学校に周知していただきたい」と要請。
これを受け、大場校長は「子どもたちが将来の夢に向かって努力する意欲を醸成できる大変よい取組。中学校、高校だけではなく小学校に対してもぜひ行ってほしい」と応じた。
なお、二十二日には清水町立清水中学校を訪れ、十勝小・中校長会の会長を務める宝輪博継校長にも同様に報告・要請した。
(道・道教委 2018-03-30付)
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