道教委にＪＡバンクが教材寄贈　農業は身近な産業　小５向け、学校へは今月中配布

（道・道教委 2018-04-05付）

『農業とわたしたちのくらし』を受け取る柴田教育長（右）

　道教委は三月二十二日、ＪＡバンクから、小学校五年生向けの食農や環境などについて学ぶ教材『農業とわたしたちのくらし』の寄贈を受けた。柴田達夫教育長は北海道における農業の重要性を示した上で、今後、教材を活用していくとした。教材は今月を目途にＪＡバンクから各学校へ贈呈される予定。

　子どもたちに向けた食農、環境、金融経済にかかる教育活動について、全国の小学校の協力を得て推進しているＪＡバンク食農教育応援事業の一環。『農業とわたしたちのくらし』は、小学校五年生向けの教材で、食と農、環境と農業の密接なかかわりや、農畜産物の全国の産地などについて、多面的に理解を広げていくことをねらっている。同事業は二十年度から継続して実施しており、二十四年度からは特別支援教育版を制作し、希望する学校に贈呈してきた。

　この日、道信用農業協同組合連合会経営管理委員会の佐藤彰会長らが道庁を訪問し、教材を寄贈した。柴田教育長は感謝の気持ちを述べた上で、小学校五年生が様々な産業や生活と食料生産について学んでいることにふれ、中でも農業は地域にとってなくてはならない身近な産業となっていることを強調。今後、教材を活用していくとした。

(道・道教委 2018-04-05付)