道教委が高校づくりに関する指針策定 3つの視点で具体的施策 33年度以降配置計画から適用(道・道教委 2018-04-04付)
道教委は「これからの高校づくりに関する指針」を策定した。今後の高校づくりの基本的な考え方と具体的施策を示すもの。活力と魅力ある高校づくり、経済社会の発展に寄与する人材を育む高校づくり、地域とつながる高校づくりの三つの視点から、本道における高校の在り方についての方針を提げた。三十三年度以降の配置計画から適用し、地域連携特例校など実施可能な施策は三十年度から実施する。
高校を取り巻く環境の変化に対応し、未来を担う人材を育む教育機能の維持向上を図るため、今後の高校づくりに当たっての基本的な考え方と具体的な施策を示すもの。
計画の第一章「基本的な考え方」では、指針の趣旨、公立高校の配置についての現状と課題を示し、配置の基本的な考え方を「高校進学希望者数に見合った定員を確保するとともに、教育水準の維持向上と教育の機会均等を図る観点から、地域の実情などを考慮しながら、適切な高校配置を進める」としている。
三年間の具体的な配置計画とその後四年間の見通しを示した配置計画を毎年度策定することとし、必要に応じて計画の一部を変更する。
第二章「社会の変化や時代の要請に応える高校づくり」では、①活力と魅力ある高校づくり②経済社会の発展に寄与する人材を育む高校づくり③地域とつながる高校づくり―の三つの視点に基づき、具体的な高校の在り方を提示。
①では、全日制課程、定時制・通信制課程などのほか、中高一貫教育校、連携型中高一貫教育校など特色ある学校について、②では、北海道の基幹産業を担う農業科・水産科、技術革新や経済構造の変化に対応する工業科・商業科、生活や健康に関する社会のニーズに対応する家庭科・看護科・福祉科の在り方を示した。
③では、地域連携特例校の在り方として、出張授業や遠隔授業など地域連携協力校との連携や特例校間の遠隔授業を挙げているほか、他校種との連携やコミュニティ・スクールの導入など、地域と密接に結び付いた取組の推進を掲げている。
三十三年度以降の配置計画から適用。実施可能な施策は三十年度から実施する。
(道・道教委 2018-04-04付)
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