道・管内の教育実践表彰式挙行　さらなる活躍を期待　中島局長が受賞者訪問―上川局

（道・道教委 2018-04-10付）

　【旭川発】上川教育局は二月下旬、二十九年度道教育実践表彰と管内教育実践表彰の表彰式を執り行った。中島康則局長が各受賞者のもとを訪問。表彰状を手渡し、これまでの優れた教育活動の功績をたたえた。

　管内表彰では、学校教育で三校一個人、社会教育で一団体が栄光に輝いた（受賞団体・者の功績概要は三月二日付７面既報）。

　学校教育では、高い感受性と自主性をもった生徒の育成を図った名寄市立名寄中学校、多様な学習成果の評価手法に関する調査研究などを進める旭川南高校、生徒一人ひとりの社会的・職業的自立に向けた「あいべつ校デュアルシステム」に取り組む美深高等養護学校あいべつ校の三校が受賞。個人では、学校農業クラブ活動指導において、アクティブ・ラーニングの手法を活用した質の高い授業実践や、様々な取組の成果を広く発信するなど、地域連携活動の実践に励んだ旭川農業高校の峯田雅大教諭が選ばれた。

　社会教育では、町の豊かな自然や農業を教材として、子どもたちに農業に親しむ場を創出した農育・食育における様々な事業を展開した東川町学社連携推進協議会が選出された。

　中島局長は、受賞者のもとを訪れ、名寄中の江口貴彦校長、旭川南高の田中光彦校長、美深高等養護あいべつ校の山下秀樹校長、旭川農業高の峯田教諭、東川町学社連携推進協議会の青木哲也会長に表彰状を手渡し、それぞれの功績をたたえるとともに、今後の教育活動の一層の充実・発展に期待した。

　また、二十九年度道教育実践表彰では、旭川農業高の佐藤崇教諭が受賞。佐藤教諭は、農業教育の指導の充実に向け、専門性の高い授業の実践と人材の育成のほか、農業クラブ活動で日本学校農業クラブ全国大会に数多くの生徒を送り出したことや、地域と連携した地域農産物の商品開発活動の取組などに励んできた。

　今回、道の学校教育の向上に大きく貢献している優れた実践活動によって成果を上げている佐藤教諭に対し、中島局長が表彰状を手渡した。

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