【解説】飲酒運転にかかる調査結果

（解説 2018-05-01付）

　道教委は、飲酒の際の自動車運転にかかる調査結果をまとめた。

　道教委・道立学校全職員を対象に、飲酒運転根絶誓約書に記載されている「飲酒運転根絶宣言」の内容の認識について調べたもの。昨年十二月からことし一月にかけて、飲酒の場に自動車を運転して行ったことがあるかどうかについて調査票を配布の上、職員の自己申告で回答を得た。

　調査の対象職員は、道教委・道立学校の全職員（非常勤職員、臨時職員などを含む）一万五千六百四十人。実施期間は三月七～二十二日。

　調査結果をみると、飲酒の場に「自動車を運転して行ったことはない」との回答が一万四千三百五十九人で、全体の九一・八％、「自動車を運転して行ったことがあるが、実際に飲酒はしていない」が一千六十六人、六・八％だった。

　一方、「自動車を運転して行き、実際に飲酒もしたことがある」との回答が二百十五人、一・四％となっている。主な帰宅方法（複数回答）の内訳は、運転代行が百七十九人、タクシーなどが六十人、ハンドルキーパーによる運転が四十一人。

　理由として「運転代行、ハンドルキーパーの運転、タクシーなどで帰宅すれば問題ないと考えていた」が百六十八人、七八・一％となっており、「本来は自動車で行くべきではないと認識していたが、やむを得ないと考えた事情があった」が四十七人、二一・九％だった。

　やむを得ないと考えた事情（複数回答）については、「飲酒の場所が遠方で、往路だけ自動車を運転して行くのが経済的だった」が二十八人、「飲酒の場所に大量の荷物などを運搬する必要があった」「自動車で通勤したあと、急きょ飲酒の予定が入り、翌日に自動車を利用するため、置いていけなかった」が十五人となっている。

(解説 2018-05-01付)