【解説】5日から児童福祉週間
(解説 2018-05-02付)

 児童福祉週間が、五日から十一日まで一週間の日程で始まる。関係省庁をはじめ各自治体では、こいのぼりの掲揚や各種表彰、博物館・美術館等の無料入園・入館など、様々な行事や啓発活動が計画されている。

 すべての子どもが家庭や地域において、豊かな愛情に包まれながら、夢と希望をもち、未来の担い手として個性豊かにたくましく育っていけるような環境・社会を形成していくことが求められている。

 また、政府は、子どもの将来が生まれ育った環境によって左右されることのないよう、子どもが健やかなに育つための総合的な対策を進めている。

 児童福祉週間は、児童福祉の理念を一層の周知を図るとともに、子どもを取り巻く諸問題に対して社会的関心の喚起を図るため、昭和二十二年から実施されているもの。厚生労働省、全国社会福祉協議会、児童育成協会が主唱している。

 ことしの標語は「あと一歩 力になるよ その思い」。全国から寄せられた九千七百二十作品の中から、伊藤里空乃さん(千葉県、八歳)の作品が選ばれた。

 厚労省は昭和三十三年以降、毎年行っているこいのぼり掲揚式を先月二十三日に実施したほか、月間『厚生労働』五月号に特集記事として、週間中の主な行事や取組を紹介する。

 児童健全育成推進財団と児童育成協会は七日、児童福祉文化財の中で特に優れた作品に対して児童福祉文化賞などを授与する。

 中央省庁では、国営公園の無料入園などを実施。また、地方公共団体でも様々なイベントを行う。

 札幌市では先月二十五日に、昭和四十七年から続く恒例のこいのぼり掲揚式を市役所本庁舎前庭で実施。あけぼの保育園の園児が手作りのかぶどを可児敏章子ども未来局長らに贈り、こいのぼりを揚げた。

(解説 2018-05-02付)

その他の記事( 解説)

【解説】29年度幼児教育実態調査

 道・道教委は、二十九年度幼児教育実態調査(幼児教育施設)結果速報値をまとめた。  幼稚園・保育所・認定こども園における幼児教育の充実に向けた取組を進めるため、本道幼児教育の現状などを把握...

(2018-05-14)  全て読む

【解説】SNS等起因の被害児童

 警察庁は、二十九年におけるSNS等に起因する被害児童の現状と対策の状況をまとめた。  SNSなどによる事犯の被害児童数は一千八百十三人で、前年より七十七人の増。スマートフォンなどの利用増...

(2018-05-11)  全て読む

【解説】子の前兆事案届出受理状況

 道警本部は、子どもに対する前兆事案の届出受理状況(三月末現在)をまとめた。一月からの累計で前年同期比十三件減の百七十七件を受理した。  前兆事案とは、子ども(十三歳未満)を対象とする性犯...

(2018-05-10)  全て読む

【解説】15歳未満の子の推計人口

 五日のこどもの日にちなんで総務省がまとめた十五歳未満の子どもの推計人口(三十年四月一日現在)は、前年度より十七万人少ない一千五百五十三万人となった。昭和五十七年から三十七年連続で減少し、過...

(2018-05-09)  全て読む

【解説】特別支援教育の体制整備状況

 文部科学省は、二十九年度特別支援教育体制整備状況の調査結果をまとめた。  国公私立の幼保連携型認定こども園・幼・小・中・義務教育学校・高校・中等教育学校の四万九千百七十八校・園を対象に実...

(2018-05-07)  全て読む

【解説】飲酒運転にかかる調査結果

 道教委は、飲酒の際の自動車運転にかかる調査結果をまとめた。  道教委・道立学校全職員を対象に、飲酒運転根絶誓約書に記載されている「飲酒運転根絶宣言」の内容の認識について調べたもの。昨年十...

(2018-05-01)  全て読む

【解説】3月末の少年非行等概況

 道警本部少年課は、ことし三月末における少年非行等の概況をまとめた。検挙・補導された非行少年は、三月末時点で二百四十七人(うち女子五十八人)。前年同期比三十七人、一三・〇%減少した。  内...

(2018-04-27)  全て読む

【解説】ネットリテラシー実態調査

 総務省は、全国の高校一年生を対象に行ったインターネット・リテラシーに関する実態調査結果を取りまとめた。全国の公立・私立高校九十五校、一万七千二百人が対象。インターネット・リテラシーを可視化...

(2018-04-26)  全て読む

【解説】学校図書館整備施策の状況

 全国学校図書館協議会は、学校図書館整備施策の二十九年度実施状況を公表した。昨年五月に全国一千七百四十一の市区町村教委を対象に実施した悉皆調査の結果をまとめたもの。一千二十七の教委(回収率五...

(2018-04-25)  全て読む

【解説】インターネット利用実態調査

 内閣府が公表した二十九年度青少年のインターネット利用環境実態調査によると、インターネットの利用率は小学生が六五・四%、中学生が八五・二%、高校生が九七・一%となり、いずれも上昇していること...

(2018-04-24)  全て読む