【解説】朝読書人気本ランキング
(解説 2018-05-17付)

 朝の読書推進協議会は、「朝の読書」実践校における二十九年度人気本ランキングをまとめた。

 調査は、同会が二十九年四月から三十年三月末にかけて、朝の読書実践校を対象に実施したもの。十九年から調査を開始し、子どもたちが学校で読む人気の本を調べている。

 小学生では、毎年上位を占める『かいけつゾロリ』シリーズが一位、学習漫画『科学漫画サバイバルシリーズ』が二位となった。また、『学研まんが新ひみつシリーズ』『ドラえもん科学ワールド』『コミック版世界の伝記シリーズ』『コミック版日本の歴史シリーズ』など、科学や歴史について学べる漫画が複数ランクインしている。

 中高生に人気を博した作品をみると、小説投稿サイトの作品が出版、映画化された『君の膵臓をたべたい』が中学校で二位、高校で一位にランクイン。高校では、同作者による作品がランキングの一~三位を占めている。

 また、『蜜蜂と遠雷』などの文芸作品、ライトノベル作品、映像化されたヒット作品などが並んだ。

 中学校では、一話につき五分程度で気軽に読める短編集『五分後に意外な結末』が一位だった。

 同会によると、五月七日現在で朝の読書活動実施校数は二万七千二百三十五校。内訳は、小学校が一万六千四百五十九校、中学校が八千五百五十五校、高校が二千二百二十一校となっている。

 実施率の全国平均は七六%で、小学校が八一%、中学校が八二%、高校が四四%だった。

 実施率が最も高かった都道府県は静岡県で九〇%。福井県と佐賀県が八九%などと続いた。

 なお、本道の実施率は七一%。このうち小学校が七一%、中学校が八一%、高校が四八%となっている。

(解説 2018-05-17付)

その他の記事( 解説)

【解説】大学等卒業者の就職状況

 文部科学省・厚生労働省は、今春大学等卒業者就職状況調査結果をまとめた。大学生の就職率は前年同期を〇・四ポイント上回る九八・〇%で、調査を開始した九年卒業者以来、過去最高記録を更新した。 ...

(2018-05-24)  全て読む

【解説】青少年の非行・被害防止全国強調月間

 内閣府は、七月を青少年の非行・被害防止全国強調月間に設定。青少年の非行・被害防止について国民の理解を深めるとともに、関係機関・団体と地域住民などが相互に協力・連携し、本年度においては特に、...

(2018-05-23)  全て読む

【解説】生涯学習に関する住民調査

 道教委は、二十九年度生涯学習に関する住民の意識調査結果をまとめた。札幌市を除く道内百七十八市町村の十~七十代、計一千二百四十六人(有効回答者一千二百三十六人)を対象に、三十年一月二十四日~...

(2018-05-22)  全て読む

【解説】教員免許更新講習の修了状況

 文部科学省は、教員免許更新講習の修了確認状況等に関する調査結果をまとめた。調査対象は、最初の修了確認期限が二十九年三月三十一日の第七グループの現職教員。「第七グループの現職教員数」「更新講...

(2018-05-21)  全て読む

【解説】つながる食育推進事業

 文部科学省は、二十九年度に実施した「つながる食育推進事業」に関する調査報告書をまとめた。栄養教諭が中心となり、学校を核として地域の生産者、関係機関・団体などと連携して取り組んだ食育の実践成...

(2018-05-18)  全て読む

【解説】ひとり親家庭生活実態調査

 道は「二〇一七年道ひとり親家庭生活実態調査」の結果をまとめた。  児童扶養手当を受給しているひとり親家庭(母子家庭・父子家庭)が対象。道内のひとり親家庭における親の仕事や家計の状況、子ど...

(2018-05-16)  全て読む

【解説】29年度外国人留学生在籍状況

 日本学生支援機構は、二十九年度における外国人留学生在籍状況の調査結果をまとめた。わが国の大学などへの留学生数は、前年度比二万七千七百五十五人増の二十六万七千四十二人。調査を始めた二十三年度...

(2018-05-15)  全て読む

【解説】29年度幼児教育実態調査

 道・道教委は、二十九年度幼児教育実態調査(幼児教育施設)結果速報値をまとめた。  幼稚園・保育所・認定こども園における幼児教育の充実に向けた取組を進めるため、本道幼児教育の現状などを把握...

(2018-05-14)  全て読む

【解説】SNS等起因の被害児童

 警察庁は、二十九年におけるSNS等に起因する被害児童の現状と対策の状況をまとめた。  SNSなどによる事犯の被害児童数は一千八百十三人で、前年より七十七人の増。スマートフォンなどの利用増...

(2018-05-11)  全て読む

【解説】子の前兆事案届出受理状況

 道警本部は、子どもに対する前兆事案の届出受理状況(三月末現在)をまとめた。一月からの累計で前年同期比十三件減の百七十七件を受理した。  前兆事案とは、子ども(十三歳未満)を対象とする性犯...

(2018-05-10)  全て読む