【解説】生涯学習に関する住民調査(解説 2018-05-22付)
道教委は、二十九年度生涯学習に関する住民の意識調査結果をまとめた。札幌市を除く道内百七十八市町村の十~七十代、計一千二百四十六人(有効回答者一千二百三十六人)を対象に、三十年一月二十四日~二月二十三日に調査した。
一年間の生涯学習の実績では、全年代の六八・九%が「行った」と回答。前年度の調査から二・六ポイント増加し、過去五年間で最も高い結果となった。
学習活動の場所・形態では、公民館などの公的機関での講座や教室が四三・〇%と最も多く、同好会による活動やサークル活動が三七・七%、図書館・博物館・美術館が三二・二%などと続いた。
学習活動の内容は、趣味的なもの(音楽、美術など)が六〇・五%、健康・スポーツ(健康法、医学など)が五六・八%、教養的なもの(文化、歴史など)が三二・四%など。
子どもたちの体験活動の場や機会について「多い・どちらかといえば多い」が三・九ポイント増の五三・四%。子どもの読書活動では「充実している・どちらかといえば充実している」が四〇・〇%で、二・二ポイント増加した。
地域活動への関心では、学校教育を支援する活動に「参加したことがあり、今後も参加したい」「参加したことはないが、今後は参加してみたい」が六〇・一%で関心の高さがみられた。
学習活動で再び学びたい内容は「健康やスポーツに関するもの」が五六・七%、医療や福祉(保育・介護)が三四・七%と高く、心身の健康への関心が高い。
道教委は「すべての道民が、生涯を通じて、健やかに充実した生活を送ることができるよう、いつでも、どこでも自らの興味や関心、目的などに応じて生涯学習活動に取り組める学習環境づくりを進めていくことが重要」としている。
(解説 2018-05-22付)
その他の記事( 解説)
【解説】今春高卒者の就職状況
文部科学省は、今春高校卒業者における就職状況の調査結果をまとめた。就職率(就職者の就職希望者に対する割合)は、前年同期比〇・一ポイント増の九八・一%。平成三年三月卒以来二十七年ぶりの高水準...(2018-05-29) 全て読む
【解説】スポーツ実施率向上行動計画
スポーツ庁は、スポーツ実施率向上のための行動計画案をまとめ、今月三十一日までパブリックコメントを実施している。スポーツ審議会に設置された健康スポーツ部会での審議を踏まえ、広く国民全体を対象...(2018-05-28) 全て読む
【解説】子どもに対する前兆事案―4月末
道警本部は、子どもに対する前兆事案の届出受理状況(四月末現在)をまとめた。一月からの累計で前年同期比五十一件減の二百四十六件を受理した。 前兆事案とは、子ども(十三歳未満)を対象とする...(2018-05-25) 全て読む
【解説】大学等卒業者の就職状況
文部科学省・厚生労働省は、今春大学等卒業者就職状況調査結果をまとめた。大学生の就職率は前年同期を〇・四ポイント上回る九八・〇%で、調査を開始した九年卒業者以来、過去最高記録を更新した。 ...(2018-05-24) 全て読む
【解説】青少年の非行・被害防止全国強調月間
内閣府は、七月を青少年の非行・被害防止全国強調月間に設定。青少年の非行・被害防止について国民の理解を深めるとともに、関係機関・団体と地域住民などが相互に協力・連携し、本年度においては特に、...(2018-05-23) 全て読む
【解説】教員免許更新講習の修了状況
文部科学省は、教員免許更新講習の修了確認状況等に関する調査結果をまとめた。調査対象は、最初の修了確認期限が二十九年三月三十一日の第七グループの現職教員。「第七グループの現職教員数」「更新講...(2018-05-21) 全て読む
【解説】つながる食育推進事業
文部科学省は、二十九年度に実施した「つながる食育推進事業」に関する調査報告書をまとめた。栄養教諭が中心となり、学校を核として地域の生産者、関係機関・団体などと連携して取り組んだ食育の実践成...(2018-05-18) 全て読む
【解説】朝読書人気本ランキング
朝の読書推進協議会は、「朝の読書」実践校における二十九年度人気本ランキングをまとめた。 調査は、同会が二十九年四月から三十年三月末にかけて、朝の読書実践校を対象に実施したもの。十九年か...(2018-05-17) 全て読む
【解説】ひとり親家庭生活実態調査
道は「二〇一七年道ひとり親家庭生活実態調査」の結果をまとめた。 児童扶養手当を受給しているひとり親家庭(母子家庭・父子家庭)が対象。道内のひとり親家庭における親の仕事や家計の状況、子ど...(2018-05-16) 全て読む
【解説】29年度外国人留学生在籍状況
日本学生支援機構は、二十九年度における外国人留学生在籍状況の調査結果をまとめた。わが国の大学などへの留学生数は、前年度比二万七千七百五十五人増の二十六万七千四十二人。調査を始めた二十三年度...(2018-05-15) 全て読む