オール北海道の取組を 道教委・佐藤教育長が就任会見 家庭等と連携し教育水準底上げ(道・道教委 2018-06-05付)
佐藤新教育長は、教育課題の解決に向け、学校・地域・家庭・行政が一体となった取組を推進していく考えを示した
一日付で就任した道教委の佐藤嘉大教育長が同日、道庁別館で就任会見を行った。佐藤教育長は山積する教育課題の解決のため、地域や家庭を巻き込んだ“オール北海道”で取組を進める重要性を強調。「今後、道の教育長として、一つ一つの課題解決に向け尽力していきたい」と決意を語った。子どもたちの学力・体力の向上については、学校・地域・家庭・行政の連携を密にしながら取組を推進し、道内の教育水準の底上げにつなげていく考えを示した。
佐藤教育長は「北海道の将来を担う子どもたちの育成にかかわれることに大変うれしく思うとともに、教育長という職の重さに身の引き締まる思い」と就任の感想を述べた。
また、「これまで外部から見て今の教育施策には様々な課題があると感じていた」と切り出し、いじめ問題や学校における働き方改革など教育課題を提示。「行政や学校現場のみで解決できることではない。地域や家庭を巻き込んだ“オール北海道”が一体となって取組を進めることが重要」とし「今後、道の教育長として、一つ一つの課題解決に向けて尽力していきたい」と抱負を語った。
子どもたちの学力・体力の向上については「職員と協議して課題の対策・対応策を検討していかなければいけない」との認識を示し「学校・地域・家庭・行政が一体となって取り組み、道内における教育水準の底上げにつなげていきたい」と述べた。
道徳の教科化については「将来、社会生活を送る子どもたちにとって、道徳の授業を通して学校で社会性を育むことは大切」と強調。評価については、道徳が教科として定着し、社会性のある子どもたちが育まれるよう、学校現場と行政の連携を深め、よりよい方策を見いだしていく考えを示した。
(道・道教委 2018-06-05付)
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