31年度特別支援配置計画案―道教委 道南圏に高等支援新設 五稜郭支援の機能を移転
(道・道教委 2018-06-06付)

公立特別支援配置計画案
公立特別支援学校配置計画案①(クリックすると拡大表示されます)

 道教委は五日、三十一年度公立特別支援学校配置計画案を発表した。知的障害特別支援学校高等部への進学希望者増加に対応するため、道南圏(函館市)に、函館稜北高校の空き教室を活用して高等支援学校を新設。教育環境の改善を図るため、函館五稜郭支援学校の機能を新設校に移転する。新設校は職業学科設置校で、四学級三十二人定員としている。

 配置計画案をみると、三十一年度の定員は、本科が三十年度より十七人多い一千七百四十七人、専攻科が増減なしの三十二人。

 道教委は、進学希望者数を本科一千四百五十五人、専攻科十八人と見込んでおり、定員比率が本科一二〇・一%、専攻科が一七七・八%といずれも一〇〇%以上の定員を確保している。

 障害種別にみると、視覚障害は、本科が六学級二十八人定員、専攻科が三学級二十四人定員。札幌視覚支援学校で本科普通科(重複)を二学級増とする一方、本科普通科を一学級減とする。

 聴覚障害は、本科が六学級三十八人定員、専攻科が一学級八人定員。高等聾学校で本科普通科(重複)を一学級減とした。

 知的障害は、本科二百二十五学級一千五百五人定員。

 九校四学科で十六学級増とする。内訳は、釧路鶴野支援学校が職業学科三学級、札幌養護学校など五校が普通科(重度)七学級、札幌養護など四校が普通科(重複)五学級、七飯養護学校が普通科(訪問)一学級。

 一方、十二校四学科で十五学級減。内訳は、雨竜高等養護学校など七校が職業学科七学級、余市養護学校など三校が普通科(重度)三学級、星置養護学校ほしみ高等学園が普通科(重複)一学級、星置養護学校ほしみ高等学園など三校が普通科(訪問)四学級。

 知的障害特別支援学校高等部への進学希望者増加に対応するため、道南圏に高等支援学校を新設。函館稜北高の空き教室を活用して開校する。職業学科設置校で、四学級三十二人定員。新設校には、函館五稜郭支援の機能を移転する。

 肢体不自由は、本科四十学級百四十人定員。真駒内養護学校など三校で普通科(重複)五学級増。

 一方、三校二学科で四学級減とし、内訳は、函館養護学校など二校が普通科(重複)三学級、旭川養護学校が普通科(訪問)一学級。

 病弱は、本科七学級三十六人定員。学級増は、八雲養護普通科(訪問)一学級。学級減は、山の手養護学校の普通科(重複)一学級となっている。

 道教委は、知的障害特別支援学校高等部(職業学科・普通科職業コース設置校)の今後の配置の見通しも提示。三十二年度は、道央圏で二学級相当、道北圏、オホーツク圏、十勝圏でそれぞれ一学級相当の定員確保を検討する必要があるとしている。

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公立特別支援配置計画案
公立特別支援学校配置計画案②(クリックすると拡大表示されます)

(道・道教委 2018-06-06付)

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