上川局有志が勉強会を初開催　局独自事業　若手職員「やんぴー委員会」　公文書の定義など学習　

（道・道教委 2018-06-04付）

　【旭川発】上川教育局の若手職員で組織している上川教育局やんぴー委員会は五月三十日、上川合同庁舎で第一回若手職員勉強会を開いた。今回が初開催で、若手職員十六人が参加。講師に山崎純平企画総務課長を迎え、公文書の定義や起案の仕方などを学んだ。

　勉強会は、局の若手職員が有志を募り、本年度から局独自事業として企画されたもの。業務遂行上の疑問・課題を共有し、他者と協働しながら、主体的・継続的に資質向上を追求することが目的。

　冒頭、企画総務課総務係の國見康平主事が勉強会の趣旨について説明したあと「私たちは後輩を指導する立場。皆さんと情報共有を図りながら横のつながりを築き上げていきたい」と述べた。

　続いて、山崎企画総務課長が「よくわかる！文書事務の適切な処理について」と題し、公文書に関する定義について講義。起案する際には「目的と趣旨を明確にして、この目的を実現すために相手に何を求めるのか、方法を考えていくことが大切」などと様々なポイントを紹介した。

　また、漢字やひらがな、記号などの正しい使用方法についても説明。参加者からの理解を得た上で、クイズ形式で実際の過去の公文書から例文をいくつか取り上げて、文書の内容の正しいとらえ方などを答えさせた。

　最後に山崎企画総務課長は「これからの時代、今までの知識だけではいけない。日々、学び続ける姿勢をもち続けてほしい」と求めた。

　参加者は「時代の変化に対応するためにも前例踏襲だけではいけないことが分かった」「一度、自分を疑ってみることが大切だということを知った」などと感想を話していた。　

(道・道教委 2018-06-04付)