31年度教員採用候補者特別選考 100人程度を正規登録へ 勤務実績もつ期限付教員等対象(道・道教委 2018-06-01付)
道教委は、三十一年度道公立学校教員採用候補者特別選考検査の概要を公表した。本年度新たに実施するもので、一定期間の勤務実績がある期限付教員、臨時的任用教員(産休代替教員・育児休業代替教員)が対象。登録予定数は百人程度を見込んでおり、実践的指導力や教員としてふさわしい資質・能力を備えた教員の確保、正規教員となる機会の拡大を図っていく。
五月三十日に開かれた教育委員会会議で示したもの。
教員採用選考検査登録者の辞退者数がここ数年増加しており、本年度は前年度比四十人増の百十四人が登録を辞退している。
道教委は、期限付教員、臨時的任用教員が正規教員と同様に校務を行っている実態などを勘案し、一定期間の勤務実績がある期限付教員、臨時的任用教員を対象とする特別選考検査を本年度新たに実施する。
受検資格は「二十七年四月一日から三十年三月一日までに二十四月以上の勤務実績があること」かつ「三十年四月一日以降、六月二十九日までに勤務実績があること」。年齢、所有教育職員免許は、三十一年度道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査に準じる。
検査は、適性検査、指導案の作成検査、面接検査、実技検査の四項目。
一定の英語資格を有する人に関しては、小学校、特別支援学校小学部のリスニング検査、中学・高校・特別支援学校(中学部・高等部)の英語の実技検査が免除となる。
また、過去三年間に北海道を採用希望区分とする同一の受検区分、受検教科・科目で受検した人で、実技検査の判定結果が一定水準以上の人は、その実技検査を免除する。
本選考の二次検査で適性検査、実技検査を受検した人は、その検査の判定結果を使用する。
受付期間は十五日から二十九日まで。実技検査を八月三~五日、道内五会場(本選考の第二次検査会場の一部会場)で、それ以外の検査を十一月二十三~二十四日に札幌市内の会場で行う。
結果については十二月二十八日、Webページのほか、本人に通知する。
登録予定数は、百人程度を見込んでいる。
(道・道教委 2018-06-01付)
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