道・道教委 幼児教育語る会はじまる 質向上目指し知見広げる 初回の胆振会場は50人参加(道・道教委 2018-06-05付)
鶴羽委員は「今後の教育・保育に生かすヒントを得る機会として」と期待した
【室蘭発】道・道教委は二日、むろらん広域センタービルで幼児教育を語る会(胆振会場)を開いた。全道十四管内で実施する事業の初回で、幼児教育施設の職員、小学校教員ら約五十人が参加。仮称・道幼児教育振興基本方針に関する説明のほか、幼保小連携の充実に向けたスタート・カリキュラムの改善についての演習を通し、幼児教育の質の向上に向けて知見を広めた。
新幼稚園教育要領等の全面実施に当たり、年内の策定を目指す仮称・道幼児教育振興基本方針の策定趣旨や内容に関する行政説明を通して幼児教育の理解を深めるとともに、各幼稚園・保育所・認定こども園における方針を踏まえた取組に関する情報交換などを行うもの。
本年度も引き続き全道十四管内で開催。実施時期を六~八月に早め、順次開いていく。
保育所、幼稚園、認定こども園、特別支援学校幼稚部の幼児教育施設の職員や小学校教員、市町村職員ら約五十人が参加。道教委からは、鶴羽佳子委員、山本伸弘委員がアドバイザーとして出席した。
はじめに鶴羽委員があいさつ。幼児教育のさらなる質の向上に向け、〝オール北海道〟で取組を進めることの重要性を強調。管内の教育・保育の関係者が一堂に会し、話し合う会議の趣旨を説明し「園や学校をつなぐネットワークを広げるとともに、今後の教育・保育に生かすヒントや気付きを得る機会としていただきたい」と期待を述べた。
続いて、教育政策課の大畑明美主幹が仮称・道幼児教育振興基本方針の趣旨、趣旨を踏まえた教育・保育の在り方について説明。
つぎに、「幼児期の終わりまでに育ってほしい十の姿」を踏まえた保育・教育について意見を交流。望ましい幼保小の引き継ぎとするための配慮についてグループトークを行った。
このほか、「幼保小連携の充実に向けたスタート・カリキュラム」をテーマに演習。合科的な学習活動を指導計画に記入してグループで協議し、スタート・カリキュラム作成の好事例について情報を共有した。
(道・道教委 2018-06-05付)
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