【解説】３４～３７年度高校配置見通し

（解説 2018-06-06付）

　道教委は五日に発表した公立高校配置計画案で、各学区の三十四～三十七年度の見通しを示した。

　空知南学区は四年間で一～二学級相当の調整が必要とし、岩見沢市内と周辺市町で再編整備を含む定員調整、空知北学区も一～二学級相当の調整、滝川市・深川市内で定員調整の検討が必要とした。

　石狩学区で必要とする調整数は六～七学級。札幌市内に関しては、中卒者数の減に合わせて生徒急増期に新設した高校を中心とした再編整備を進め、公立高校全体での定員調整を検討する必要性を示した。

　後志学区は〇～一学級相当の調整、小樽市内と周辺町で定員調整の検討が必要としている。

　胆振西学区は三～四学級相当の調整、室蘭市内や伊達市内で定員調整を検討する必要性を挙げ、胆振東学区は〇～一学級相当、苫小牧市内と周辺町で再編整備を含む定員調整の検討が必要とした。

　渡島学区、上川南学区、釧路学区は三～四学級相当の調整が必要との見方を示し、渡島学区では函館市内の定員調整、北斗市内の再編を検討する必要性を提示。上川南学区は旭川市内と周辺町、富良野市内と周辺町で学校・学科の配置の在り方を含む再編整備や定員調整、釧路学区では釧路市内と周辺町での再編整備と定員調整の検討が必要とした。

　オホーツク西学区は二～三学級、宗谷・オホーツク中・十勝・根室学区は一～二学級、日高・檜山・上川北・留萌・オホーツク東学区は〇～一学級相当の調整の必要性を挙げた。

　うち、オホーツク中学区は北見市で再編を含む定員調整、十勝学区は帯広市内と周辺町で学校・学科の配置の在り方を含む公立高校全体での再編整備、定員調整の検討が必要などとしている。

(解説 2018-06-06付)