【解説】5月末の少年非行等概況―道警(解説 2018-06-21付)
道警本部は、ことし五月末における少年非行等の概況をまとめた。検挙・補導された非行少年は、五月末時点で三百八十三人(うち女子九十八人)。前年同期比百二十九人、二五・二%減少した。
内訳は、刑法犯が百十六人減の三百四十三人(同八十九人)、特別法犯が十三人減の四十人(同九人)。
飲酒、喫煙、深夜はいかいなどの非行少年に該当しない不良行為少年は、三百七十五人、九・六%増の四千二百八十六人(同一千百六十四人)が補導された。
刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が七十八人減の二百二十五人で、全体の六五・六%を占めた。窃盗犯の手口別では、万引きが八十人減の百五十九人で、最も高い割合(七〇・七%)だった。
また、学職別では小学生が三十九人減の七十三人、中学生が五十二人減の七十九人。小・中学生で全体の四五・三%を占めた。高校生は七人増の百十六人で、全体の三三・八%。このほか、その他学生が五人減の二十二人、有職少年が十九人減の三十七人、無職少年が九人減の十五人となった。
特別法犯で検挙・補導された四十人の法令別内訳は、児童売春・児童ポルノ禁止法が二人減の十五人、売春防止法が五人減の四人、軽犯罪法が三人増の五人などとなった。
薬物乱用少年の検挙・補導数は、一人増の一人だった。
少年の福祉を害する福祉犯では、検挙人員が二十四人減の九十六人。被害に遭った少年は百一人で、このうち、児童生徒・学生が九十一人と、全体の九〇・一%を占めた。
また、SNSやゲームサイトなどのコミュニティサイトや、出会い系サイトを利用して福祉犯の被害を受けた少年は一人減の三十八人となった。
(解説 2018-06-21付)
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