学ぶ力育成プログラム実践研究―札幌市教委　小・中合わせ７校指定　課題探求的な学習など実践

（市町村 2018-06-22付）

　札幌市教委は、本年度の札幌市研究開発事業「学ぶ力育成プログラム実践研究」の研究推進校に小・中学校合わせて七校を指定した。山の手小学校など三校が「課題探究的な学習の充実に関する実践研究」について、前田小学校など四校が「さっぽろっ子“学び”のススメを活用した習慣づくりの取組に関する実践研究」について研究を進めていく。

　市教委では、子どもが生涯にわたって学び続けることができるよう、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら問題を解決する資質や能力などの学ぶ力の育成を目指している。

　本年度は、各学校における「学ぶ力」育成プログラムに基づく課題探究的な学習の取組のほか、「さっぽろっ子“学ぶ力”の育成プラン」の工夫改善に資する取組として、学校と家庭が連携して行う子どもの習慣づくりについて実践研究を行う。

　研究推進校に小・中学校七校を指定。山の手小など三校が「課題探究的な学習の充実に関する実践研究」について、前田小など四校が「さっぽろっ子“学び”のススメを活用した習慣づくりの取組に関する実践研究」について研究する。

　毎年実施している二十項目の「学習に関するアンケート」（子どもの自己評価）を含む各種調査などに基づき、各学校における「学ぶ力」育成プログラムを検証・改善しつつ、小学校と中学校の接続・連携を見据えながら、実践的に研究を行うこととしている。

　また、研究推進会議で研究推進校の取組について交流・協議するほか、授業公開を実施。成果をホームページなどで発信していく。

　推進校はつぎのとおり。

▽課題探究的な学習の充実に関する実践研究＝山の手小、北野小、羊丘中

▽さっぽろっ子“学び”のススメを活用した習慣づくりの取組に関する実践研究＝前田小、前田中央小、手稲鉄北小、前田中

(市町村 2018-06-22付)