【解説】総務省統計データ検索サイト(解説 2018-07-02付)
総務省統計局は、小・中学生向けの統計データ検索サイト「キッズすたっと~探そう統計データ」を開設した。小・中学校の教科などに基づき、統計データを整理。教科書に記載されている用語での検索や地域別、分野別、教科・単元別に統計データを検索することが可能となっている。
小・中学生が統計に親しみをもち、自ら統計データを利用できるよう開発・公開したもの。統計データなどを活用したアイデアコンテスト「STAT DASHグランプリ二〇一六」で総務大臣賞を受賞した「小中学生のための統計情報ポータルサイト“e―Stat Junior”の提案」を参考に実用化した。
小・中学生タブを切り替えることで、それぞれに合った教科・単元、キーワード候補が表示される仕組み。小・中学生が教科書にある言葉を入力して、統計データを検索できる。
教科・単元別では、小学生の社会・理科、中学生の地理・歴史・公民・理科の各単元で統計データの検索が可能。地域別検索では、日本の都道府県・市町村、国名で検索できる。
分野別では、国土・気象、人口・世帯、労働・賃金、農林水産業、鉱工業、商業・サービス業、企業・家計・経済、住宅・土地・建設、エネルギー・水、運輸・観光、情報通信・科学技術、教育・文化・スポーツ・生活、行財政、司法・安全・環境、社会保障・衛生、国際の十七の大分類のもと、人口、農業など、さらに細かく区分けされた小分類から統計データを表示。
詳細検索では、地域、分野を複数絞り込んだ検索も可能。関連データの表示機能、データをCSV形式でダウンロードする機能などのほか、難解な言葉や統計に関する用語については、表示されるアイコンをクリックすることで、説明文が表示される機能もある。
(解説 2018-07-02付)
その他の記事( 解説)
【解説】ESD推進の手引改訂版
日本ユネスコ国内委員会は、『ESD(持続可能な開発のための教育)推進の手引(改訂版)』を作成した。指導主事や管理職の教員などを主な対象に、ESDの具体的な実践方法などを伝える研修や学校全体...(2018-07-09) 全て読む
【解説】国の登下校防犯プラン
ことし五月、新潟市において下校中の児童が殺害される事件が発生。政府は六月に登下校防犯プランを決定した。 登下校時の総合的な防犯対策を強化するため、対策として①地域における連携の強化②通...(2018-07-06) 全て読む
【解説】今後の高等教育の将来像
中央教育審議会の大学分科会将来構想部会は、今後の高等教育の将来像の提示に向けた中間まとめを作成した。ことし生まれた子どもが大学の学部段階を卒業する二〇四〇年における高等教育の将来像を示すも...(2018-07-05) 全て読む
【解説】環境教育等促進基本方針の変更
政府は、「環境保全活動、環境保全の意欲の増進および環境教育並びに協働取組の推進に関する基本的な方針」の変更を閣議決定した。今回、地域循環共生社会の創造を目指す持続可能な開発目標(SDGs)...(2018-07-04) 全て読む
【解説】生活保護世帯出身学生等の実態調査
厚生労働省は、二十九年度「生活保護世帯出身の大学生等の生活実態の調査・研究」の結果をまとめた。大学などに在籍している学生のうち、生活保護世帯と同居している人を対象に調査。受験勉強の進め方に...(2018-07-03) 全て読む
【解説】子どもに対する前兆事案―5月末
道警本部は、子どもに対する前兆事案の届出受理状況(五月末現在)をまとめた。一月からの累計で前年同期比三十六件減の三百九十一件を受理した。 前兆事案とは、子ども(十三歳未満)を対象とする...(2018-06-29) 全て読む
【解説】私立中高生の学費滞納等調査
全国私立学校教職員組合連合(=全国私教連)は、二〇一七年度私立高校生・中学生の経済的理由による退学と学費滞納についての調査をまとめた。三ヵ月以上学費を滞納して進級または卒業したと思われる高...(2018-06-28) 全て読む
【解説】小学校のプログラミング教育
文部科学省は「教育委員会等における小学校プログラミング教育に関する取組状況等について」を公表した。 文科省の委託を受け、㈱政策研究所が三十二年度のプログラミング教育の全面実施に向けた全...(2018-06-27) 全て読む
【解説】高等教育負担軽減の具体策
文部科学省が設置した高等教育段階における負担軽減方策に関する専門家会議は、「高等教育の負担軽減の具体的方策について」報告案をまとめた。 授業料減免の対象範囲を住民税非課税世帯(年収二百...(2018-06-26) 全て読む
【解説】30年度版自殺対策白書
厚生労働省は、三十年度版の自殺対策白書をまとめた。昨年一年間に自殺した人の数は、前年比五百七十六人減の二万一千三百二十一人。十五歳から三十四歳の若年層での死因の一位は「自殺」となり、若い世...(2018-06-25) 全て読む