道公民館振興首長会が設立　会長に東神楽町・山本町長　１０月めどに道教委と意見交換会

（関係団体 2018-07-17付）

自治体の首長らが集い、地域づくりの推進を図る

　道公民館振興首長会設立総会が十一日、札幌市内のかでる２・７で開かれた。地域づくりの推進を図るため、公民館振興に理解のある道内自治体首長らが集い、設立するもので、会長に東神楽町の山本進町長を選出。本年度活動計画では、十月をめどに三十一年度公民館振興施策に関する道教委との意見交換会を開催することなどを決定した。事業年度は、八月一日から翌年七月末まで。

　はじめに、道公民館協会の川上満会長があいさつ。二十八年度に専門部会の「首長部会」を設置し、取組を一層発展させるために会の設置に至ったことを説明。特徴ある事例や全国の先進事例について情報交換を行う政策研究会、道公民館協会との共催による職員研修会の開催、文部科学省・道・道教委への陳情などを通し、各市町村の持続可能な地域づくりの発展に寄与することを目的として示した。　

　議事では、道教委生涯学習課の松井晃之主幹が議長となり、道公民館振興首長会の規約を決定。団体の構成員として、道公民館協会に加盟する市町村の首長を正会員、会の事業に賛同する個人・法人・団体を準会員にすること、準会員として入会を希望する場合、理事会の承認をもって決定することとした。

　役員については、会長一人、副会長二人以内、理事若干名とし、任期を二年とすることを決定。事業年度は八月一日から始まり、翌年七月三十一日までとすることを決めた。

　また、本年度活動計画では、十月を目処に理事会を開くほか、道教委との意見交換会を開き、三十一年度公民館振興施策について協議することとした。

　役員選出では、会長に東神楽町の山本町長を決定。

　山本会長は、地域コミュニティの核としての公民館の重要性を指摘し、「会の設立は全国的にも先進的な取組と理解している。会員の支え、道教委の皆さんから協力をいただき、取組を進めたい」と述べた。

　松井主幹は「道教委として、事務局の活動を積極的に支援していく」との考えを示した。　

　三十年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝山本進（東神楽町長・新）

▽副会長＝蝦名大也（釧路市長・新）、西山猛（更別村長・新）

▽理事＝川上満（平取町長・新）、嶋保（余市町長・新）

(関係団体 2018-07-17付)