全国都道府県教委連が総会　働き方改革など議論　関係者１００人が情報交換

（関係団体 2018-07-25付）

佐藤教育長が『きた　ものがたり』の活用など本道の教育実践を紹介

　全国都道府県教育委員会連合会は二十三日から二日間、ホテルライフォート札幌で三十年度第一回総会を開いた。全国の教育長、委員ら約百人が参加。道教委の佐藤嘉大教育長が「北海道の教育」と題して本道の特色ある教育実践を紹介したほか、二日目の教育長協議会、教育委員協議会の各分科会では「学校における働き方改革」「幼児教育の充実」などをテーマに協議。各都道府県の施策展開の参考とするため、情報を交換した。

　文部科学省の行政説明のあと、歓迎行事「ダンプレ・Ｄａｎｃｅ＆Ｐｌａｙライブ」を実施。札幌国際情報高校吹奏楽部の生徒が曲を披露した。

　続いて、道教委の佐藤教育長が「北海道の教育」と題し講話。北海道版道徳教材『きた　ものがたり』を活用したふるさと教育、学校改革を総合的に推進する学校力向上に関する総合実践事業などを紹介した。

　あいさつに立った高橋はるみ知事は、子どもたちの生きる力の構築、学びの環境づくり、生涯を通して活躍できる人材の育成に北海道の総力を挙げて取り組んでいるとし「教育課題に関するあすの協議が、本道をはじめ、全国の教育の質に向上することに期待している」と述べた。

　二日目、都道府県教育長協議会、教育委員協議会の各分科会で意見を交換。「学校における働き方改革」「幼児教育の充実」「教員の資質能力の育成」「小学校における英語教科化」などをテーマに協議した。

(関係団体 2018-07-25付)