働き方改革推進加速委員会―空知校長会　９月にも行動計画策定　教頭の業務改善に向けて

（関係団体 2018-07-26付）

　【岩見沢発】学校における働き方改革、とりわけ教頭の業務改善に向けた実効性ある取組を―。空知校長会（高橋信会長）がことし六月に設置した働き方改革推進加速委員会は、九月にも独自のアクション・プランを策定する。八月七日に開催予定の第五十六回研究大会や教頭会で素案を示し、両組織の意見を集約。教頭会や管内各市町教委と連携しながら、各種施策と連動した具体的な取組を盛り込み、実践につなげていく。

　空知校長会では、近年における管理職の大幅な入れ替わりを受け、本年度の活動方針に管理職やミドルリーダーの指導・支援を掲げた。

　併せて、働き方改革が叫ばれている現状から、勤務時間を意識した働き方の推進と組織的な校内体制の充実を盛り込んでいる。

　その一環として、実務の中核を担う教頭の業務の在り方と校長との関係を見直すとともに、改善に向けて着手できることを模索する必要性を認識。六月下旬に、第二回理事研修会での承認を経て校長会・教頭会の役員からなる働き方改革推進加速委員会を設置した。

　設置期間は来年三月三十一日まで。全三回の委員会の中で、取組の方針をまとめたアクション・プランを作成し、空知教育局や市町教委との連携強化を図りながら実効性ある取組を目指す。

　これまで委員会を二回開き、教頭が抱える業務の課題を洗い出したほか、アクション・プランの枠組みについて協議。素案作成に当たっては、業務改善に効果的だった事例をもとに、関係機関が進める定時退勤日や学校閉庁日などと連動させながら具体的な取組内容を検討していく。

　来月七日に滝川市で開く第五十六回空知校長会研究大会や、教頭会の会合で素案を提示。寄せられた意見を参考にして、九月にもアクション・プランを策定する。

　今後は、九月の第三回委員会で関係機関との連携をテーマに話し合う予定。十月以降、校長会の学校経営研究会をはじめ様々な場でプランを周知し、実践化を図ることとしている。

(関係団体 2018-07-26付)