【解説】人口動態調査(1月1日現在)
(解説 2018-07-30付)

 総務省は、住民基本台帳に基づく人口動態調査(三十年一月一日現在)の結果をまとめた。本道の日本人住民の人口は、前年同期比三万四千八百五人減の五百三十万七千八百十三人。二十年連続で減少した。

 全国の日本人住民は、三十七万四千五十五人減の一億二千五百二十万九千六百三人。二十一年をピークに九年連続で減少しているほか、現行調査開始以降で最大の減少数となった。

 出生者数は、調査開始以降最少の九十四万八千三百九十六人。一方、死亡者数は最多の百三十四万七百七十四人となった。また、自然増減数(出生者数マイナス死亡者数)は、三十九万二千三百七十八人の自然減で、十一年連続の減少となるなど、調査開始以降最大の自然減少数となった。

 全国人口に占める日本人住民の年少人口(十五歳未満)の割合は、一二・五七%で調査委開始以降毎年減少。老年人口(六十五歳以上)は毎年増加しており、二七・六六%と、年少人口の二倍以上となっている。

 全国四十七都道府県で、日本人住民の人口が増加したのは六都県。このうち、東京都が七万二千百三十七人増と人口増加数が最も多かった。

 一方、本道の日本人住民は三万四千八百五人減の五百三十万七千八百十三人で、人口減少数が最も多かった。自然減少数も同様に、本道の二万八千四百四十七人減が全国最大。

 市区町村別では、夕張市の人口減少率が三・九六%と全国の市区で最大だった。町村では、増毛町の人口減少率が四・〇%と、全国で九番目に低かった。

 外国人住民は、全国で十七万四千二百二十八人、七・五%増加。長崎県以外の四十六都道府県で増えた。市区町村別では、市区で夕張市が七六・九二%、町村で沼田町が三〇〇%と最も人口増加率が高かった。

(解説 2018-07-30付)

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