【解説】6月末の少年非行等概況―道警
(解説 2018-08-01付)

 道警本部は、ことし六月末における少年非行等の概況をまとめた。検挙・補導された非行少年は、六月末時点で四百七十九人(うち女子百十二人)。前年同期比百十六人、一九・五%減少した。

 内訳は、刑法犯が百七人減の四百二十人(同百三人)、特別法犯が九人減の五十九人(同九人)。

 飲酒、喫煙、深夜はいかいなどの非行少年に該当しない不良行為少年は、三十一人、〇・六%減の五千五百五十九人(同一千四百七十九人)が補導された。

 刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が七十人減の二百七十六人で、全体の六五・七%を占めた。窃盗犯の手口別では、万引きが八十一人減の百八十九人で、最も高い割合(六八・五%)だった。

 また、学職別では小学生が三十四人減の八十九人、中学生が五十五人減の九十一人。小・中学生で全体の四二・九%を占めた。高校生は十四人増の百四十一人で、全体の三三・六%。このほか、その他の学生が一人減の三十二人、有職少年が十六人減の四十六人、無職少年が十六人減の二十人となった。

 特別法犯で検挙・補導された五十九人の法令別内訳は、児童売春・児童ポルノ禁止法が二人減の二十人、軽犯罪法が八人増の十人、売春防止法が五人減の四人などとなった。

 薬物乱用少年の検挙・補導数は、前年同期と同数の二人だった。

 少年の福祉を害する福祉犯では、検挙人員が三十二人減の百二十二人。内訳は児童売春・児童ポルノ禁止法が十一人減の五十九人、育成条例違反が十三人減の四十八人、風俗営業適正化法違反が三人減の一人などとなった。

 また、被害に遭った少年は百十六人で、このうち、児童生徒が九十九人と、全体の八五・三%を占めた。

(解説 2018-08-01付)

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