道公立学校事務職員協会が大会　水本会長　創意工夫し挑戦を　改革と発展に向け研鑚

（関係団体 2018-08-08付）

約２００人が参加し、事務改善や事務職員としてのスキルアップに向け研鑽を積んだ

　道公立学校事務職員協会は二日から二日間、ホテルライフォート札幌で第七十一回道公立学校事務職員研究大会を開いた。全道百四十四校から約二百人が参加。講演や分科会、研究発表などを通して、主テーマ「教育の改革と発展をめざして―学校経営事務の充実」に迫った。開会あいさつに立った水本靖会長は「今後も、創意工夫し連携を取りながらより良い事務職員像に向けて挑戦し続けてほしい」と呼びかけた。

　研究大会は、学校における教育に関する諸問題について研究協議し、学校職員の資質を高め、学校教育の目的遂行に寄与しようと開催。全道から約二百人が参加した。

　初日の開会式では、水本会長があいさつに立ち、研究大会の歩みにふれ「本研究大会は研究活動の柱として位置付け、昨年七十周年の節目を迎えた」と振り返った。その上で「ことしは第七十一回大会として新たな一歩を踏み出すことになる。つぎの新たな十年に向けた意義深い大会となるよう期待する」と述べた。

　また、昨年の学校教育法の改正によって、事務職員の職務が「事務に従事する」から「事務をつかさどる」となったことを指摘した上で、「ぜひ、この大会での情報交換を通して、これからの各学校での事務改善や事務職員としてのスキルアップにつなげていただきたい」と期待。「今後も、創意工夫し連携をとりながらより良い事務職員像に向けて挑戦し続けてほしい」と呼びかけた。

　このあと、テレビ北海道アナウンサーの大藤晋司氏が「熱き“言霊（ことだま）”を信じて、届ける～アナウンサーの仕事と生き方」と題して講演。

　また、前半五分科会、後半五分科会の計十分科会で研究発表を行った。

　二日目は、空知支部が「教職員向けの校内文書文例集～伝えるための工夫」、釧路支部が「ストレス時代を生き抜く方法～学校事務職員に適した対策を考える」、後志支部が「別途決議書の事例集について～初心者から熟練者まで」をテーマに研究発表した。

(関係団体 2018-08-08付)