道学組連合会第55回定期大会 新会長に武田氏(滝川工高) 賃金や定数等の改善求め運動(関係団体 2018-08-10付)
学校業務改善などを盛り込んだ運動方針を決めた
道公立学校職員組合連合会(=道学組連合会)は四日、札幌市内の北農健保会館で第五十五回定期大会を開いた。給与削減の停止や勤務実績に基づく昇給制度の適切な運用などの賃金改善、道立学校事務改善、高校・特別支援事務職員定数改善などの取組を盛り込んだ二〇一八年度運動方針を決定。役員改選も行い、新会長に事務長組合の武田明執行委員長(滝川工業高)を選任した。
大会では、大久保信之会長があいさつ。組織率の低下について、全道WAKASAといった取組などを通して、若年層の組合への抵抗感が薄れていることを指摘した。
次期執行部については、二十歳代を中心に大幅に若返ることにふれ「経験の足りない分は、やる気と皆さんの指導・支援によって乗り越えられると思う。私も道学組の組合員としてしっかり応援していきたい」と話した。
議事に移り、二〇一七年度一般経過報告などを承認。また、二〇一八年度運動方針を決定した。
運動方針のうち、賃金改善の取組については「道人事委員会勧告にない道独自の給与削減措置を停止させる」「勤務実績に基づく昇級制度の運用は、職員の士気を低下させないようにする」「技能労務職員の給与等の見直しを国・総務省の指導によって安易に受け入れることなく、我々と十分に協議する」ことなどを求めることとした。
道立学校事務改善に対する取組では「今後の支援室の業務集約および人員配置について、業務量に見合った人員の配置となるように要求書提出および事務折衝によって改善を求める」ことなどを盛り込んだ。
高校・特別支援学校事務職員定数改善に向けては、「組合員からの定数等実態調査をもとに、各班の定数の把握に努め、勤務困難職場への弾力的な定数配置を実現できるよう、道教委への要請書提出を行い、定数配置に向けた取組を行う」などの方針を挙げた。
また、役員改選を行い、新会長に事務長組合の武田執行委員長を選任した。
あいさつに立った武田新会長は「山積する諸課題の解決に向けて、皆さんの知恵を借りながら頑張っていきたい」などと抱負を述べた。
事務長組合、職員組合、連合会の二〇一八年度役員はつぎのとおり。=敬称略=
▼事務長組合
▽執行委員長=武田明(滝川工業高・新)
▽副執行委員長=小山内智(紋別高)
▽書記長=大平洋保(大野農業高・新)
▽書記次長=岩橋祐之(滝川高・新)
▽執行委員=高宮正俊(平取養護・新)、中野義之(富良野高)、小柳祐一(美深高・新)
▽監査委員=諏訪文重(中札内高等養護)
▼職員組合
▽執行委員長=木村優太(美唄養護・新)
▽副執行委員長=羽二生將(道学組書記・新)
▽書記長=高安伸(高等聾・新)
▽書記次長=山田政紀(室蘭栄高・新)
▽執行委員=宮島梨恵(紋別養護ひまわり学園分校・新)、遠藤宏輝(寿都高・新)
▽監査委員=篠島勇貴(札幌視覚支援)
▼連合会
▽会長=武田明(新)
▽副会長=小山内智
▽事務局長=木村優太(新)
▽事務局次長=大平洋保(新)、羽二生將(新)、高安伸(新)
▽執行委員=岩橋祐之(新)、高宮正俊、小柳祐一(新)、諏訪文重、山田政紀(新)、宮島梨恵(新)、遠藤宏輝(新)
▽会計委員=中野義之
▽監査委員=篠島勇貴
(関係団体 2018-08-10付)
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