札幌市教委の研究開発事業 アイヌ民族に関する教育の充実へ 指導資料の改訂など実施 永宮南郷小校長を委員長に(市町村 2018-08-23付)
札幌市教委は、本年度の研究開発事業「アイヌ民族に関する教育の充実」について、札幌市立南郷小学校の永宮愼也校長を委員長とする実践研究会を設置した。アイヌ民族に関する教育の普及啓発を図るもの。アイヌ民族の歴史・文化等に関する指導資料の改訂作業や指導方法の研究を進めていく。
事業は、互いに尊重し、支え合いながら、ともによりよく生きようとする態度を育てるために、札幌市学校教育の重点における「学校教育の今日的課題」の中の「人間尊重の教育」として実施するもの。アイヌ民族に関する教育推進上の課題を踏まえた教材の開発および課題探究的な学習における指導方法の工夫、小・中学校の接続の在り方などについて実践研究を行い、その成果の普及啓発を図る。
小・中学校の校長や教諭のほか、市アイヌ教育相談員などで構成される実践研究会を設置。児童生徒が発達の段階に応じてアイヌ民族の歴史・文化などについて基礎的知識の習得や理解促進を図るため、『アイヌ民族の歴史・文化等に関する指導資料』の改訂作業を行う。
また、「あらゆる偏見や差別をなくし、支え合い励まし合う温かい人間関係の中で、心豊かにたくましく生きる力を育む人間尊重の教育」についての研究も進めていく。
(市町村 2018-08-23付)
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