オホーツク管内働き方改革―本紙調査 清里町で行動計画策定 網走市はできるだけ早期に(市町村 2018-08-28付)
【網走発】オホーツク管内十八市町村における働き方改革に関する行動計画の策定状況が本紙調査でまとまった(八月十日現在)。七月に清里町が策定済。網走市では、学校閉庁日や部活動休養日、管理職業務の見直しなどの通知をもとに、「校長会とも協議を進めながら、できるだけ速やかに策定したい」との考え。残る十六市町村は、年内もしくは年度内の策定を目指している。
道教委は三月、学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」を策定。市町村教委の役割として、市町村立学校における働き方改革を進めるための計画などを作成するよう求めている。
オホーツク管内では、七月に清里町が策定。計画内容をみると、部活動休養日については、道のアクション・プランに基づき、平日の毎週一日以上と土・日曜日、祝日に月一日以上、それに学校閉庁日を加えて年間七十三日以上の休養日を設定している。今後は、スポーツ庁が策定したガイドラインを踏まえ、必要な見直しを行うこととしている。
学校閉庁日については、夏季休業期間と冬季休業期間合わせて九日以上設定。夏季は、八月の週休日および休日を除く二~三日、冬季は、教職員の年末年始の休日とし、それ以外の勤務日においても設定できることとしている。
また、部活動において外部指導者の活用や複数顧問の配置などを行い、教員の負担軽減を図っている。
網走市では、学校閉庁日や部活動休養日、週休日や祝日などにおける管理職業務の見直しに関する通知を取りまとめ、「校長会とも協議を進めながら、できるだけ速やかに策定したい」としている。
残る十六市町村は、年内もしくは年度内の策定を目指している。
(市町村 2018-08-28付)
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