３小学校統合し新設校　３４年度開校へ　赤平市教委

（市町村 2018-08-30付）

　【岩見沢発】赤平市教委は、赤間小学校、豊里小学校、茂尻小学校の三校を統合した新小学校を三十四年四月に開校する方針だ。茂尻小ＰＴＡの同意を得て、赤間小と豊里小の統合計画に茂尻小を追加。今後、三校の関係者などからなる市立小学校統合準備委員会で協議・調整を進めていく。

　市教委では前年度、子どもたちにより良い教育環境を提供することを最優先に、小・中学校適正配置計画の変更版（二十九～三十三年度）を策定。少子化や児童生徒数の減少に伴い、規定の学級数に達しない状況が見込まれるため、三小学校のうち、赤間小と豊里小を統合した新小学校を三十四年度に開校することとした。

　併せて、児童数の推移を踏まえ、残る茂尻小も統合対象に含まれる可能性があることを盛り込んだ。

　ことし五月、ＰＴＡをはじめ茂尻小学校区の在住者を対象に、配置計画の変更版に関する説明会を開催した。

　検討を経て、このたび茂尻小ＰＴＡが三校統合による新小学校の設置に同意した。

　本年度、赤平中央中学校と赤平中学校が統合しており、小学校が統合すると、市内小・中学校はともに一校体制となる。

　統合小学校は、三十一年度に解体を計画している現赤平中の跡地に、三十二年度から二ヵ年で建設する予定。現在、基本設計などを行っており、現段階で二百五十人程度の児童が通える規模を見込む。具体的な内容については今後、統合準備委員会で検討することとしている。

(市町村 2018-08-30付)